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神奈川県で採石される本小松石は、神奈川県真鶴町でのみ採石が可能な石で、希少価値の高さと優れた耐久性から「東の横綱」とも呼ばれています。最高級石材の本小松石の相場や特徴について、3つの項目で紹介します。
本小松石は、それぞれの色合いにより等級が異なります。2級品の赤目材、1級品の赤混じり、特級品の青目材、さらに青目材の中から選び抜かれた最高級品、超特級品の大トロの4種類にわけられます。
主に墓石に活用される青目材、大トロの相場と特徴について紹介します。
出典:https://yugawarasekizai.com/
種類 | 相場 | 特徴 |
---|---|---|
青目材 | 80~180万円 | 耐久力が高い。本小松石が産出される中で、採れるのは僅か10%と希少。 |
大トロ | 150~250万円 | 細かな結晶の中に、一定方向へ縞のように模様が入っているのが特徴。採掘量が低い。 |
※工事内容や業者によって相場は変動します。
赤色が入っている赤混じりや赤目材は、年数経過で色合いが変わりやすい素材です。
色の変化を望まない場合は青目材を選ぶようにしましょう。
場所 | 施工内容 | 素材 | 費用 |
---|---|---|---|
墓石 | 石材費 | 本小松石(青目) | 1,000,000円 |
文字彫刻費 | 40,000円 | ||
金具費用 | ステンレス製 | 20,000円 | |
外柵 | 石材費 | 天山石 | 600,000円 |
撒き砂利 | 玉砂利(白) | 20,000円 | |
その他 | 卒塔婆立て | ステンレス製 | 15,000円 |
合計:1,695,000円
※その他、諸費用がかかります。工事内容や業者によって価格は変動します。
石の種類やデザインによって、墓石の価格は大きく変動します。色合いなども様々あるため、理想にあったお墓を作るには、業者へ希望をしっかり伝えることが大切です。
本小松石は、神奈川県足柄下郡真鶴町のみで採れる石材です。元々の総数が少ない上、年々採石場から採れる量が減少しており、採れたとしても2級品以下、あるいは青目材があるが墓石にできる程の量が確保できないなど、希少価値が上がっています。
墓石全体の色味を合わせていく必要があるため、同じ採石場で採れた本小松石から近しいものを選別します。特に、大トロ部分は10箇所ある丁場のうち、1箇所でのみ採掘可能な石材のため、必要量の確保に時間がかかります。あうものが見つからなかった場合には、再度採掘作業から行う必要があります。
石の確保に時間がかかるため、本小松石での施工を希望する場合は、早めに問い合わせをしましょう。
種類 | 色味 | 色変わり | 特徴 |
---|---|---|---|
赤目材 | 褐色、茶色寄りの灰色 | しやすい | 色の移り変わりを楽しむことができる。青目材と比べ採掘量が多いため、比較的安く購入しやすい。 |
赤混じり | 緑がかった灰色に赤が少し混じる | しやすい | |
青目材 | 緑がかった灰色 | しにくい | 緑がかった色が特徴。大トロとの見分け方は、縞目の有無。 |
大トロ | 緑がかった灰色 | しにくい | 石質が特に硬い。縞目が強く、艶もちがいい。 |
採石場で切り出された時は、表面が酸化して茶褐色になっています。磨き作業を行うことで、本小松石の特徴である緑がかった灰色へと姿を変えます。
墓石の他、庭石や記念碑、外柵など、様々な場所で利用されています。
石の硬さを表すモース硬度(最大10)は6.5と言われており、ムーンストーンやペリドットと同じ具合の硬度があります。粘り気が強く細工を施しやすいですが、磨き作業は技術が必要です。
粘り気が強い石質のため欠けにくく、耐久性に優れており、石垣など様々な場所で活用されています。
耐久事例:1636年建立 江戸城の石垣
江戸幕府の命により着工された江戸城の石垣に、本小松石をはじめとした小松石(安山岩)が使用されています。建てられてから500年近く経過した現在も、石垣はその姿を保っていることからも、耐久性がある石材と言えます。
吸水率が高い石は、石の中に入った水が凍り、ヒビ割れや欠けが発生しやすいです。ですが元々耐久性・耐熱性に優れている石のため、通常よりも欠けなどが発生しにくいのが特徴です。
約40万年前の箱根火山の噴火で流れ出た溶岩が、急速に冷えて固まった安山岩の一種である小松石は、神奈川県足柄下郡真鶴町にある小松山からその名前がとられました。
真鶴半島内陸山側で採れた小松石を「本小松石」、真鶴半島側で採れた小松石を「新小松石」とわけて呼びます。
本小松石と同じ安山岩である山梨県中巨摩郡敷島町で採掘される山崎石は、別名「甲州小松石」と呼ばれます。最高級品での施工を依頼する場合は「本小松石」と指定をしましょう。
奈良時代「岐阜県養老郡時村 竜淵寺」に本小松石を使用したお墓が建立されたことが、産地・真鶴町指定文化財の「石工先祖の碑」に記されています。この「石工先祖の碑」は、江戸城を築くための採石を担当した、石材業に従事した土屋格衛などの業績を称えるため、黒田長政によって作られました。
鎌倉幕府を開いた源頼朝は、真鶴港から鎌倉へ、本小松石を社寺建造のため大量に運び入れました。源頼朝の死後、1779年に島津重豪によって、身近な存在である本小松石を用いた現在の石塔が建てられました。
1603年に発せられた天下普請により、江戸城の拡大を目指した江戸幕府は、石垣設置のため真鶴に御用丁場を作り、真鶴港から江戸へ本小松石を運びました。江戸まで運びやすいという立地条件と石材の需要が後押しをし、御用丁場は幕府が崩壊するまで続けられました。
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