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茨城県にある加波山の麓で多く採掘される真壁石は、関東を中心に墓石・建造物・美術工芸品などに多く使用されてきました。国産石の中でも比較的安価に施工可能な真壁石について、3つの項目で紹介します。
石英、長石、黒雲母から形成される真壁石は、墓石以外にも建築物や美術工芸にも活用されています。真壁石には石目の大きさから、真壁小目石、真壁中目石の2種類に分類されます。
出典:http://kanno-trading.cocolonet.jp/
種類 | 相場 | 特徴 |
---|---|---|
真壁小目石 | 70~120万円 | 石目が小さい。青みが深いほど高級で希少価値が高い。 |
真壁中目石 | 50~100万円 | 模様の中に白色の割合が多い。墓石・外柵共に使用される。 |
※工事内容や業者によって相場は変動します。
国産石の中でも、比較的安価な施工が可能です。
場所 | 施工内容 | 素材 | 費用 |
---|---|---|---|
墓石 | 石材費 | 真壁石(小目石) | 700,000円 |
文字彫刻費 | 40,000円 | ||
金具費用 | ステンレス製 | 20,000円 | |
外柵 | 石材費 | G623 | 500,000円 |
撒き砂利 | 玉砂利(白) | 20,000円 | |
その他 | 卒塔婆立て | ステンレス製 | 15,000円 |
合計:1,295,000円
※その他、諸費用がかかります。工事内容や業者によって価格は変動します。
石材店・業者に応じて対応可能なデザインが異なります。理想にあった墓石を作るためには、複数業者へ問い合わせをすることが大切です。
採石量が多く、加工がしやすいため、国産石の中でも比較的安価な施工が可能です。加工性の高さは、産地・茨城県真壁郡真壁町で造られている真壁石燈籠にも表れています。鎌倉時代に誕生した伝統工芸品は、平成7年(1995年)4月に、国の伝統工芸品として指定されました。
種類 | 色味 | 石目 | 特徴 |
---|---|---|---|
真壁小目石 | 青みがかったグレー | 小さい | 吸水率が低く、光沢を持続しやすい。均一な模様が特徴。 |
真壁中目石 | やや白みがかったグレー | やや大きめ | 真壁小目石と比べ、白色が目立つ。明るい印象を与える。 |
模様内の白玉の配分により、見る人に柔かな印象を与えることができます。
石の硬さを表すモース硬度(最大10)は6、ナイフで傷がつかない硬さと言われています。真壁小目石の中でも青みが強い「青小目」と呼ばれる真壁石は、石英の含有率が高く十分な硬度があります。
「青小目」は数が少なくなっており、希少価値が高く、高額で取引をされています。
結晶が細かく、結晶同士が強固に繋がることにより硬度が増し、壊れにくいのが特徴です。
耐久事例:1824年建立 真壁石燈籠
国の伝統工芸品に指定された真壁石燈籠の中で、現存する最古のものは文久7年(1824年)に製造されました。150年以上姿を保っていることから、耐久性の高い石材だと言えます。
吸水率は真壁小目石は0.23%、真壁中目石は0.31%と低く、汚れやカビ、水による浸食やコケなど様々なダメージを防ぐことができます。
その他、日焼けに強い特徴があります。
そのため紫外線による品質劣化が起こりにくいです。
真壁石は、茨城県桜川市真壁町にある加波山から採掘されます。桜川市の元々の地名は「真壁」と言い、そこから名前をとり「真壁石」と呼ばれるようになりました。明治時代までは「常陸小御影」と呼ばれていました。
約60万年以上前に形成された真壁石は歴史も古く、産地・桜川市で発見された石器時代の遺跡に、真壁石でできた石器や石棺が出土しています。石材としての利用は室町時代末期の仏石作りから始まり、江戸時代にはお城の基礎を造る石材としてや、神社仏閣、墓石に至るまで広く活用されるようになりました。
明治22年(1889年)より火薬による採掘作業が導入されたことにより、産業化が進みました。
明治42年(1909年)に建設された迎賓館赤坂離宮には、外壁に真壁小目石が使用されています。墓石などに使用する際は石の表面を磨きますが、迎賓館の外壁では研磨ではなく小叩き仕上げが行われています。きめ細やかな刻み目がつくことで、上品な仕上がりになります。
明治33年(1900年)に完成した真壁石の台座を含め、全長8mにわたる楠木正成像は、上野公園・西郷隆盛像、靖国神社・大村益次郎像と共に、「東京の三大銅像」のひとつとしても挙られます。
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