関東で墓石を購入するなら「真壁石」が人気!


出典:http://www.ibarakiken.or.jp/makabe/dentokougei/makabeishitoro.html

関東圏で良質な石が採れるというイメージが浮かばない方も多いと思いますが、実は関東圏にも山が豊富に存在しています。その山の中には、良質な石が豊富に産出されている山もあります。そこで、今回は関東エリアで人気な墓石「真壁石」について詳しく説明していきたいと思います。「真壁石」の特徴や性質、種類採石地、価格に至るまで皆さんの知りたかったことをまとめました。現在墓石をお探しの方やこれから購入を検討されている方、もしくは将来購入するかもしれないお墓のことを知ってもらえれば幸いです。

1. 「真壁石」ってなに?

真壁石とは、関東の有名な山の中で「筑波山」と呼ばれる山があります。その筑波山の北側にある山の一部から産出される花こう岩のことです。正確には、加波山や足尾山と言った山に採石場があります。

「真壁石」の名前の由来は、採石される周辺の地域が古くからそう呼ばれており、その地名から「真壁石」と名づけられたと言われています。このエリアは昔か良質な石材が採れる場所として有名です。

また、遥か昔の石器時代の遺跡も多く発見されており、石を有効利用する文明が早くから栄えていた地域としても有名です。歴史的視点でも注目されているエリアですが、公的な建築物などに多く使用されています。最近では、墓石需要が高まり再注目されている石でもあります。

真壁石ができたとされるのは、今から6,000万年前以上とも言われています。それほどの年月をかけて、今の良質な真壁石ができてきたと考えると長い間今の日本、地球と共に形成されていた石でもあります。

その石質はやや白みがかった白御影石で、浸食がほぼされていなかったため、石質も新鮮という言葉が当てはまるかは別として、きれいで良質とされる石質です。見た目の美しさもさることながら、吸収率が圧倒的に低く、太陽の光に対しても日焼けしにくい石です。それを踏まえて、墓石として永代に渡って使用していくことを考えるといつまでも美しい状態をキープできる石として最適です。

2. 真壁石の特徴について

日本の三大石材産地である茨城県の真壁では、日本の風土に合った優秀な石材が産出されています。真壁エリアで産出される石の中でも「真壁石」という石は、墓石や建築物の石材としてとても人気があります。その人気のある真壁石の特徴はこのようなものがあげられます。

白御影石特有の柔らかみのある色合い

白御影石ならではの、柔らかみのある灰色をしたその色合いは、石の冷たさを感じさせない雰囲気を持ち合わせています。お墓というと、どこか神聖で距離感を感じるイメージがありますが、真壁石を使用することでそのイメージはがらりと印象が変わります。ご先祖様が温かく見守ってくれる墓石として、人気の色合いです。

吸水率の低さ

墓石や建築物に使用る際に気になるのは、雨や風にさらされることです。当然、屋外に建てることの多いお墓や建築物は、自然の雨風は得意でなければなりません。その点、真壁石は吸水率が圧倒的に低いのが特徴です。水を通さないことで、劣化を防いだり、カビやコケなどの汚れを防ぐことが可能です。

日差しに強い

何年も太陽の下にさらされると、石であっても日焼けをしてきます。真壁石は、太陽の光にも強く、自然日焼けしにくい石質です。そのため、建てたままの美しいお墓のまま永代に渡って利用することを可能にしました。

3. 真壁石の歴史について

真壁石の歴史は古く、約6,000年前以上に形成されたと分析されています。長い年月をかけて形成されてきた真壁石は、硬質の良さも群を抜いています。ここでは、真壁石の歴史について分かりやすくまとめてみました。

石器時代から石が利用されてきた

真壁エリアでは、石器時代の遺跡も多数出土されています。その時代に造られたとされる、「石器」や「石棺」などが実際に出土されて、その歴史なども研究されています。その頃から、石というのは私たちの生活の道具として活用されてきたと思うと、真壁石と共にその時代へタイムスリップしたかのように感じられます。

江戸時代で真壁石の需要が始まる

江戸時代には、それぞれの土地を仕切る君主が「城」を建て始めました。その土地を守るための「城」ですので、頑丈なもので形成しなければならないということで、木造建築文化が常だった中、石を使った強固な建築が行われました。お城の土台などに積まれている石は、強固なお城を築くための重要な石材として有効利用されていました。

日本社会の発展

日本が開国を始めて、色々な文化が取り入れられる中、建築物や美術品や芸術にも石が沢山使用されるようになりました。国内の重要な建物には、必ずと言って良い程、真壁石が使用されています。

4. 真壁石が使用されている建物など

真壁石は色々な建築物や美術品・芸術品などに使用されてきたとご説明しました。そこで、実際にどのような場所で真壁石が使用されているのか調べてみました。

迎賓館

海外の大切なゲストなどをおもてなしする赤坂の「迎賓館」の外観などに、茨城県で産出される真壁石がふんだんに使用されています。この迎賓館は、明治42年に建設された建物です。第二次世界大戦後には、大規模な改修を行い、昭和49年に現在の迎賓館として利用されてきました。外観を見ると分かるのですが、ネオ・バロック様式が採用されており、日本で唯一の宮殿建築物としても有名です。

皇居前広場 楠木正成像台座

皇居の広場にある、「楠木正成像」の台座に使用されているのが真壁石です。楠木正成とは、鎌倉末期から活躍した武将です。「親政」と呼ばれる天皇が自ら行う政治の立役者として活躍した人物です。それ以前は、鎌倉幕府と呼ばれる武士が政権を握っていました。

5. 真壁石の種類について

「真壁石」別名、「真壁御影 まかべみかげ」などとも呼ばれています。茨城県の筑波山のふもとのエリアで主に産出されている石材です。その真壁石は大きく分けて2種類に分類されています。「真壁小目石(まかべこめせき)」と、「真壁中目石(まかべちゅうめせき)」です。それぞれ、どのような違いがあるのか詳しくご説明します。

5-1.ジャパンブルー「真壁小目石(まかべこめせき)」

真壁小目石と呼ばれる種類は、真壁石の中でも青色がかっている種類です。その模様も細かく、青色が強い程高級とされています。墓石の石材としても人気のある真壁細目石は、その均一な模様が醸し出す柔らかで温かみのある色合いが魅力です。

石質は密度が高く硬く、吸水率も低いのが特徴です。磨きをかけるとその光沢は美しく、白玉が浮き上がって見えることで、明るく柔らかい色合いに見えるのも特徴です。目が細かいものほど、遠くから見ると柔らかいグレーに見えます。

5-2.白玉が石の印象を柔らかくしてくれる「真壁中目石(まかべちゅうめせき)」

真壁小目石と比較すると一目瞭然なのですが、その模様に白色が多く見られるのが特徴です。墓石にももちろん使用されますが、外柵などにも使用されることが多いのが真壁中目石です。白色が多い分、明るくきれいな印象を与えてくれる種類です。

石質は硬く、吸収性も低く、何より日光の日焼けに強いとされています。墓石以外にも広く、建築資材や美術品・芸術品などにも使用されている人気の石材です。茨城県の県庁などにも、真壁石は使用されています。

6. 真壁石の魅力的な石質

墓石に使用する石材というのは、その土地の風土や気候にあったものでなければ、すぐに劣化してしまいます。真壁石の石質は日本の風土に合っていると言われています。それはこのような性質があるからです。

硬度の高さ

真壁石の結晶は細かく、ひとつひとつの繋がりがびっしりとくっついているのが特徴です。隣どおしの結晶が強固にくっつくことで、石の硬度が増して壊れにくい石として墓石や建築物の石材として向いていると言われています。

浸水性の低さ

石の結晶の密度が高いことで、その隙間に入ろうとする水や埃をシャットアウトしています。その結果、浸水性が低く汚れやカビ、水による浸食、コケなど様々なダメージから石を守ってくれています。

柔らかな色合い

石はコンクリートのイメージからか、冷たいというイメージが先行しがちです。しかし、真壁石の色合いを見ていただくと分かるのですが、そのイメージを打消してくれます。白玉がちょうど良いバランスで浮き出てくれることで、柔らかで爽やかな温かみのあるグレー色を演出してくれます。また、良質なものほど青色がかって見えるのですが、白玉のおかげで素の印象も優しくなるのが真壁石の特徴のひとつです。

7. 丈夫と言われている真壁石の耐久年数

真壁石は硬度が高く、浸水性が低いのが特徴で、良質な石材として有名とご紹介しています。しかし、そうは言っても実際のところどの位の耐久年数なのか?と思いますよね。そこで、本当のところどのくらいの耐久年数なのかをまとめてみました。

数値で見る耐久年数

真壁石の耐久年数を数値で見てみました。圧縮強度は真壁石小目で「120.000N/m㎡」、真壁石中目で「112.000N/m㎡」とほぼ変わらない数値になっています。吸水率は、真壁石小目で「0.233%」、真壁石中目で「0.315%」と約0.1%くらいの差しか出ていないことが分かります。見掛比重は、真壁石小目「2.638t/㎥」、真壁石中目「2.604t/㎥」です。このように、模様の大きさの違いはあっても、吸水率や圧縮強度、見掛比重の数値はほとんど差がないことがわかります。

約6,000万年前にできた真壁石

今から約6,000万年前にできたとされる真壁石ですので、耐久年数と言われても浸食や破壊、劣化がない限り永代に渡って残る石だということはわかります。実際に加工されたもので言えば、真壁エリアで発掘された石器時代のものが現存していることから、数百年以上は軽く墓石としても建築物としても使用できることが分かります。さらに定期的なメンテナンスを行うことで、美しさもキープしながら墓石などとして使用していけることが分かります。

8. 茨城・香川・愛知三大採石場のひとつ「真壁石」が採れる産地

真壁石は日本の石材の三大産地の中のひとつです。茨城県の「真壁石」、香川県の「庵治石」、愛知県の「岡崎石」の中のひとつに入っているほど有名な石でもあり、石材の産地です。その中でも真壁石は、東日本のエリアで特に人気の高い石材として有名です。

真壁石は採掘場が豊富

真壁石は筑波山と加波山、足尾山のふもとエリアから産出されている良質な石材です。石材の三大産地の中でも豊富な石材資源があるとされているのが、真壁のエリアで採掘場が豊富にあります。それぞれ、勝手に石材を調達することはできませんので、専門の石材店や業者などによって管理されています。どの採掘場からも、「真壁小目石(まかべこめせき)」・「真壁中目石(まかべちゅうめせき)」が産出されていますので、全ての採掘場から良質な真壁石が採れることが分かります。

採掘場見学が可能

真壁石が採れる採掘場では、それぞれの採掘業者や石材店などで見学をすることが可能です。実際に現場に行って、どのような場所から真壁石を採掘しているのか、実際に採掘の様子なども見学が可能です。いくら道具や機械を使用しているからと言って、人の力なしでは採掘はできないということが分かります。ぜひ、興味のある方は採掘場の見学に参加されることをおすすめします。

9. 真壁石の平均価格について

今現在墓石の購入を検討されている方や、墓石をこれから購入しようかと悩まれている方など様々だと思います。真壁石は良質な石材ということで墓石として人気があるのですが、実際に購入しようと思った時に、一体いくら位なのか?という問題が出てくると思います。もちろんご予算もあると思いますので、参考にしていただければ幸いです。

真壁小目石価格例

真壁小目石は良質な墓石石材ということで人気がありますが、国産の石材の中でも比較的安価な価格での購入が可能なのも特徴のひとつです。墓石の形態としては和形が人気ですが、最近ではオリジナルの加工をされたり、洋型の墓石も人気があります。真壁小目石の価格の参考として、墓石だけの値段であれば65万円前後から購入が可能です。この価格に、墓石店や業者によってデザイン料や、設置・施工料金などがかかります。

真壁中目石価格例

真壁石は小目石と中目石の2種類が存在します。その差は、見ための模様の細かさが大きく影響してきます。石材の材質的には、ほぼ変わりがないので、墓石のデザインによって色合いを決める方も多いです。模様の柄がやや粗めなのが「真壁中目石」です。その価格は、こちらの値段も65万円前後から安いものが用意されています。

基本的には真壁石の価格は、墓石業者によって最終的な価格が全く異なります。選ぶ基準としては、お店の評判や口コミに加えて、実績なども踏まえて信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。

10. 真壁石を墓石にした場合のメリット・デメリット

真壁石は東日本の関東圏では、一番人気な墓石石材として有名です。しかし、墓石の石材には色々な種類があります。そこで、墓石を選ぶ基準として真壁石を墓石として選んだ時のメリットとデメリットをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。

10-1.真壁石のメリットとは

墓石を真壁石にしようとご検討の方や、これから墓石購入を検討されている方などへ、真壁石でご席を造るメリットをご紹介します。

日焼けに強い

真壁石の特徴として、日焼けに強いというのがあります。それは何がメリットになるポイントかといいますと、屋外で常に太陽の光にさらされる墓石の色の変色が、長期間経過してもほとんどないというこことです。石も当然太陽の光の紫外線による破壊活動により、日焼けや石質の劣化が発生します。その点、真壁石は日焼けに強い石材ですので、永代に渡って美しいままの墓石として使用可能です。

浸水性が低い

浸水性が低いことで、墓石の雨水による浸食や、湿気によるカビやコケなどの発生を最小限に抑えることが可能です。浸水性が極めて低いことで、いつまでも購入した時の美しさをキープすることが可能です。

価格が安い

良質な石材の中でも真壁石は、比較的安価で購入が可能な石です。日本の三大石材にも入る石なのに、価格が安いということで墓石以外にも色々な場所で活用されています。良質な墓石をリーズナブルに購入したい方には、真壁石はおすすめしたい石材です。

採石場の見学も可能

真壁石は採掘場が豊富なことも特製のひとつです。実際にご先祖様の供養などに使用する墓石ですので、そのルーツなどを知ることも大切だと考えられている方に人気です。

10-2.真壁石のデメリットとは

壁石の様々なメリットをご紹介しました。しかし、大切な墓石にしようと検討されている石ですので、デメリットを知っておく必要があります。そこで、真壁石のデメリットも調べてみました。

白玉が多い

真壁石は白御影石の種類に分類される石材です。そのため、白色が出ているのが特徴としてあります。石なのに柔らかい印象を与えてくれるのはこの真壁石の白玉ですが、人によってはこの白玉が多くて白っぽすぎるとデメリットと感じる方もいるようです。

昔ほど青色の真壁石の産出が少ない

現在産出されている真壁石は、一昔前のモノと比べると青色が深いものが少なくなっているようです。真壁石のひとつの基準として、きれいな青色が特徴としてあります。採掘される地層が大きく影響していますが、深い青色の真壁石の産出が少ないと考えると、良質な青色の真壁石は、これから値上がりしそうな気配を感じます。

良質なものは価格が高い

真壁石は他の国産石材と比較すると安価に購入できると言えますが、一般的な石材と比較するとやはり高価な石材です。まして、青色の深い小目であればさらに価格は跳ね上がります。せっかく建てるお墓なので、良質な真壁石を使用したいというのが本当の所です。これはそれぞれのご予算と相談して、購入されることをおすすめします。

11.まとめ

東日本で墓石の石材に人気な「真壁石」は、茨城県の筑波山のふもとエリアで豊富に採石されています。石に関する歴史は古く、石器時代から石を生活に使用していたと言われています。昨今柔らかい雰囲気のする墓石石材ということで注目を集めているのが、真壁石です。その種類は、小目と中目の2種類があり、石質は硬質度が高く、浸水度が低く、太陽の光に強いと日本の風土にあった墓石石材であることが分かりました。良質な石材の中ではリーズナブルで、墓石として注目を集めている石材です。