「先祖代々のお墓に入りたい」という方が4割を切る！？

Sankei Bizにて以下の記事が掲載されていました。

後継ぎの心配不要、ペットも共葬、多様化する永代供養墓全国でオープンしている人気の樹木葬が大阪市中心部で初登場！
http://www.sankeibiz.jp/business/news/180328/prl1803281012027-n1.htm

要点をまとめると、
・近畿地方の20～60代へのアンケート結果によると、先祖代々のお墓に入りたいと答えたのは39.7%に留まり、従来は先祖代々のお墓に入るのが当然だったのが大きな変化が起きている。
・理由は「お墓を守り引き継げないケースが増えてきた」「自分の希望するお墓に入りたいという人が増えてきた」という2点が考えられる。
・「どのように埋葬されたいか」のアンケートでは永代供養墓が31.3%で2番目に多かった。
・永代供養墓が選ばれる理由として45%が「後継ぎ不要の点が良い」と答えていた。
とのことです。

想像よりも少ない「先祖代々のお墓に入りたい」

お墓の形式の多様化の流れはありましたが、「先祖代々のお墓に入りたい」という方が4割を切っているというのは、正直驚きの結果でした。
地域が限定されたアンケート結果とはいえ、普段、お客様とお話をしている中では、主観ですが8割以上くらいはやはり先祖代々のお墓に入りたい方が多いのではないかと思っていました。

代わりに伸びている永代供養墓ですが、選ばれる理由としては、「後継ぎが不要」というのもありますが、他にも「お墓の管理不要」「宗教宗派不問」などがあり、また、「夫婦のみで入れる」「ペットと一緒に入れる」「樹木を墓標として埋葬する樹木葬」など、多用なニーズに応えることができるのも魅力のようです。

今後も様々な形でお墓の選択肢は増え、「先祖代々のお墓に入りたい」という方は更に減っていくことが予想されますが、もしかしたらお墓とは別の形で、ご先祖様への感謝の気持ちは形にするものが浸透していくのかもしれません。