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昨今、お墓の維持・管理が難しくなり、撤去・処分して新しい場所に移転する「墓じまい」を行う人が増えています。
「廃墓」・「改葬」とも呼ばれ、人によって「墓じまい」が行われる背景には様々な理由があります。
「墓じまい」が増えている背景には、少子高齢化、墓守の後継ぎがいない、地方の過疎化といった様々な事情があります。
ご高齢になると、お墓参りが負担になり、維持・管理が難しくなります。そのため、ご家族に墓守を任せるようになりますが、ご家族が遠方で暮らしている場合や嫁いでいる場合など、距離や環境によって定期的な維持・管理が難しいことがあります。墓守の跡継ぎがいないというのも大きな問題で、特に地方では後継者が都会に出ることで、墓守がいないという現状があります。
現在は、墓参り代行という便利なサービスもありますが、金銭的な理由や将来的な理由で永続的に利用し続けることは難しいです。
「墓じまい」と聞くとネガティブなイメージがあるかもしれませんが、後継者のいない放置されたお墓は「無縁墓」となり、草木が生い茂ったり、墓石が壊れかけたりと、お寺や霊園を訪れる方々にとって大変危険でご迷惑をかけてしまいます。
「無縁墓」はお墓を維持してきたご先祖様だけでなく、お寺や多くの方々に迷惑をかけてしまうので、正しい「墓じまい」をして新しい場所に移すことが必要なのです。
「無縁墓」について正確な現状を把握することは難しいですが、熊本県人吉市内のお墓の4割が無縁化したという事例もあります。
人口が減り、少子化が進むと田舎の墓守の跡継ぎは減ります。それに反して、ご高齢でお墓の維持管理が難しい方が増え、亡くなると実家は空き家となり、お墓の維持管理が困難なために無縁化へとつながっていきます。
2013年度の厚生労働省の統計では、「墓じまい」の件数は全国で約8.8万と、前年度より約1割増える結果となっています。子供がいないため、多額の費用がかかるため、居住環境に距離があるためと理由は様々ですが、特に地方で無縁墓は増え続けています。
「墓じまい」をしようとしたところ「寺院から高額な金銭を要求される」といったケースがあります。檀家制度の名残から檀家が減ると運営が苦しくなる寺院も中にはあります。
また、親族が先祖の墓をなくすことに反対してトラブルになることもあります。墓じまいを円満に進めるためには、お寺や親族への早めの相談と報告が鉄則です。そもそも、遺骨の所有権はお寺にはなくご家族にあるため、離檀料を支払わなくても「墓じまい」ができます。
なぜ「墓じまい」をしたいのかしっかりと説明をして、理解を求めることが大切なのです。
また、墓地埋葬法で定められた手続きが必要になります。
1)移転先を決める。
2)移転先の証明書を取得する。
3)今のお墓のある市町村役場で「改葬許可申請書」用紙をもらい、今のお墓の管理者に必要事項を書いてもらう。
4)受け入れ証明書、改葬許可申請書などを添えて改葬元の市町村役場に提出して改葬許可証をもらう。
5)改葬許可証を移転先の墓地管理者に提出し、改葬する。
「墓じまい」には細かい手続き、お寺と親族の対応について考えたりと、かなりの労力が必要になるので、出来る限り早めの対応を心がけましょう。
「墓じまい」が増える一方、代行サービスを提供する業者も増えています。
・2009年から墓じまいのサービスを始めたという「株式会社ヤシロ」
・墓の撤去後に、東京湾や千葉県内の森林へ遺骨を散骨するサービスをしている「やすらか庵」
・散骨や墓じまいの手続き方法などをアドバイスする「清蓮」
・行政書士事務所ながらお墓の専門事務所として多岐にわたってサポートする「大塚法務行政書士事務所」
など様々な代行業者がサービスを提供しています。
「株式会社ヤシロ」のように、お墓の解体から永代供養までを行ってに担う代行業者もいれば、「やすらか庵」では、遺骨を東京湾や森林に散骨するだけでなく、粉骨した遺骨をお守り袋に入れ、永代供養するといったサービスも行っています。増え続ける「墓じまい」の要望に様々なサービスを提供する代行業者をしっかりと判別することも、「墓じまい」を行う上で大切なことでしょう。
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