墓じまいにかかる費用の主要5項目を解説

墓じまいの費用相場

種類	内容	相場
書類	改葬許可申請書	0円
	受入証明書（永代使用許可書）	0円
	埋葬証明書（納骨証明書）	0～1,000円
	改葬許可書	0～1,000円
儀式	閉眼供養	30,000～50,000円
	離檀料	100,000～200,000円
	開眼供養	30,000～50,000円
工事	お墓の解体・撤去（㎡）	100,000～150,000円
	運搬	200,000～500,000円
納骨	永代供養（分骨型）	100,000～1,500,000円
	合祀	100,000～500,000円
	海洋散骨	50,000～250,000円
	樹木葬	300,000～500,000円
	遺骨容器（自宅供養）	5,000～50,000円
	メンテナンス	10,000～30,000円
その他	書類代行（行政書士など）	50,000～150,000円

※工事内容や業者によって相場は変動します。

書類発行手数料は無料のことが多いですが、自治体によって金額が異なります。

事例1.墓じまい＆改葬新規建立・和型墓石（2㎡）

現在の墓石を撤去し、新規霊園へ新しく墓石を建立しました。費用を抑えるため、書類などの各種手続きは代行業者を使わず、自分達で行いました。

【事例1】墓じまい＆改葬新規建立・和型墓石（2㎡）

種類	施工内容	費用
書類	埋葬証明書	300円
	改葬許可書	500円
儀式	閉眼供養	35,000円
	離檀料	120,000円
	開眼供養	35,000円
工事	お墓の解体・撤去	200,000円
	新規建立（黒龍石）	520,000円
納骨	永代供養（分骨型）	300,000円
	メンテナンス	10,000円

合計：1,220,800円

※その他、諸費用がかかります。工事内容や業者によって価格は変動します。

事例2.墓じまい＆改葬合祀（3㎡）

現在の墓石を撤去し、新規霊園では合祀での納骨を行いました。手続きを早く終わらせるため、書類代行を依頼しました。

【事例2】墓じまい＆改葬合祀（3㎡）

種類	施工内容	費用
書類	埋葬証明書	300円
儀式	閉眼供養	35,000円
	離檀料	130,000円
	開眼供養	35,000円
工事	お墓の解体・撤去	280,000円
納骨	合祀	200,000円
	メンテナンス	10,000円
その他	書類代行	100,000円

合計：790,300円

※その他、諸費用がかかります。工事内容や業者によって価格は変動します。

行政書士と繋がりの強い石材店・業者に依頼をすることで、墓じまい作業の他、納骨までの保管・移動までスムーズに行うことができます。優良業者へ相談することにより、不安を解消することができます。

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事例3.墓じまい＆海洋散骨（2㎡）

現在の墓石を撤去し、海洋散骨を行いました。

【事例3】墓じまい＆海洋散骨（2㎡）

種類	施工内容	費用
書類	埋葬証明書	500円
儀式	閉眼供養	35,000円
	離檀料	100,000円
工事	お墓の解体・撤去	200,000円
納骨	海洋散骨	150,000円

合計：485,500円

※その他、諸費用がかかります。工事内容や業者によって価格は変動します。

墓じまいにかかる費用において、主要の5項目

について紹介します。

1.書類

●改葬許可申請書

現在墓地がる市区町村の役所へ提出する書類です。役所でもらう、もしくは各自治体のサイトからダウンロードし、必要事項を記入しましょう。

改葬許可申請書は、お墓に埋葬されている人数分必要です。

●受入証明書（永代使用許可書）

改葬先の墓地管理者から発行してもらいます。

●埋葬証明書（納骨証明書）

現在の墓石を管理している墓地管理者から発行してもらいます。

埋葬証明書は、お墓に埋葬されている人数分必要です。

●改葬許可書

改葬許可申請書、受入申請書、埋葬証明書を、現在墓地がある市区町村の役所へあわせて提出し、受理されると「改葬許可書」が発行されます。

2.儀式

●閉眼供養

既存のお墓から魂を抜く閉眼供養を行います。魂抜きとも呼ばれ、お墓をただの「石」に戻すための儀式です。この際、僧侶にお布施を3～5万円、お車代を5千円～1万円渡します。

●離檀料

これまでお世話になった寺院へ感謝の気持ちや、墓じまいの手続きの御礼として渡すものです。法要の1～3回分にあたる、10～20万円が相場になります。

●開眼供養

新しくお墓を建てた後、お墓に魂を入れ込む開眼供養を行います。閉眼供養同様に、僧侶に対するお布施として3～5万円、お車代を5千円～1万円渡します。

3.工事

●お墓の解体・撤去（㎡）

1㎡あたり10～15万円前後で、既存の墓石の解体・撤去工事を行います。墓石の撤去の他、土地を元通り更地の状態にする必要があります。

機材が入るスペースがある場合、撤去費用は安く抑えられます。
全てて作業での工事の場合、時間がかかる分費用が上がります。

●運搬

古い墓石を新しい墓地・霊園で使用する際、運搬費が必要になります。

4.納骨

●永代供養（分骨型）

お骨を個別に埋葬する「分骨型」の永代供養は、場所によって価格差が大きいのが特徴です。安価な場所では10万円から、都内など、人気の高い場所では150万円以上など様々です。

●合祀

他の人のお骨と一緒に埋葬する「合祀型」は、「分骨型」よりも価格を抑えることができます。相場は10～50万円です。

骨壺からお骨を取り出し埋葬するため、埋葬後にお骨を取り出してもらうことができません。

●海洋散骨

お骨を細かく砕き、海に散布する方法です。代行業者に頼む場合には5万円から、他のご家族と合同で散布をする場合には15万円から、親族のみで行う場合には20万円からが相場になります。

●樹木葬

お墓を建てるかわりに、木を植えて墓標とする供養法です。合肥型の場合は30万円から、分骨型の場合は50万円からが相場です。

●遺骨容器（自宅供養）

墓じまいの後、自宅で供養をする際に必要な容器です。安価なミニサイズのものから、陶器で出来た本格的な骨壺まで種類は様々です。素材や大きさによって、5千～5万円で購入できます。

●メンテナンス

お墓から取り出したお骨を長持ちさせるため、洗骨作業などを行います。相場は1～3万円です。

5.その他

●書類代行（行政書士など）

墓じまい、改葬手続きには多数の書類が必要になるため、手間がかかります。行政書士や代行業者に依頼をすることで、作業の手間を減らすことができます。5～15万円で依頼が可能です。