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最近「自分の墓の墓石は国産にしたい」と考える方が増えてきているようです。
お値段は少し高くなってしまいますが、その分質感や耐久性に優れ、手入れ・管理がしやすいのが国産墓石の特徴です。
そんな国産墓石の中でも、リーズナブルな価格とやさしい色合いで昔から圧倒的人気を誇るのが「真壁石」です。
今回の記事では、「3分でわかる真壁石」というコンセプトで真壁石の歴史や墓石に真壁石を使う場合の相場、メリットについてお伝えします。
真壁石は、別名を「常陸小御影」とも言う茨城県の筑波山系の加波山を中心とする山地一体から採れる石材です。
明治期までは「常陸小御影」や「小御影」と呼ばれていましたが、明治以降は加波山ふもと付近の古くからの呼び名である「真壁」を用いて「真壁石」と呼ばれるようになりました。
真壁石の利用の歴史は非常に古く、加波山周辺の大和地区では石器時代の遺跡からも石器や石棺への真壁石の利用が確認されています。
500年ほど前から墓石・墓碑などに使用されはじめ、今では東日本の墓石のほとんどが真壁石から作られており、「御影石といえば真壁石」といわれるほどの銘石となっています。
真壁石は耐久性と質感に優れているのが特徴で、墓石のみならず美術品や工芸品にも好んで用いられてきました。
例えば、日本では皇居前広場の縁石や三越本店のライオン像の台座、日本銀行、東京商工会議所の建物などに使用されていますので機会があればぜひ行ってみてください。
真壁石が他の石材に比べて優れている点が3点存在します。
1つ目は「やさしい色目」です。
全体的に美しく淡い光沢をもち、ところどころに白玉をもち、遠くから見ると薄いグレー色をしています。
基本的に白みがかった落ち着きのある色をしていますが、高級品になると青みがかかった気品のある色合いを呈します。
2つ目は「優れた耐久性」です。
吸水率が低く、かなり高密度なために頑丈なのが特徴で、色目や質感が自然環境に左右されずに持続します。
外国産の墓石だと雨風や日光にさらされることで変色して、むらや傷、艶飛び、かぶれなどがでてしまいますが、真壁石は比較的長期間にわたって当初の色合いを保ち続けます。
これは、真壁石が60万年前と割と最近に形成された岩盤から産出するのが原因です。
通常の石材は、数万年~数十億年の時間をかけて形成されたものを用いることが多いため、その長い時間の間に石の粒子の間に多くの異物が混入してしまいます。
しかし、真壁石は石層が露出してから時間が浅く、顕微鏡で表面を見てみると石英・黒雲母・長石が隙間なく並び異物がほとんど混在していないため、良好な耐久性を実現できていると考えられています。
3つ目は「洗練された加工技術」です。
真壁石の掘り出される桜川市付近には昔から職人が集住して石材加工業を営んできました。
彼らの技術力の高さは有名で、墓石のみならず工芸品や生活用品など多方面にわたってその巧みな腕を活かした作品を作り続けています。
例えば職人たちの技術の粋が感じられる作品として「真壁石灯篭」は非常に有名です。
真壁石灯篭は100年以上にわたって、茨城県に住む地元の名工たちの手により原材料や製法、技法を一切変えずに引き継がれてきた歴史ある工芸品の一つです。
1995年には、その歴史と生活に浸透して用いられている点が評価され経済産業大臣の手により伝統工芸品に指定されました。
最後に、真壁石の価格相場をご紹介します。
真壁石は石目の粗さにより「真壁石小目」と「真壁石中目」に分かれます。
真壁石小目は丸型、角型のまだらの細かい石目が入っています。
それに対して真壁石中目は真壁石小目よりも少し荒い目の入り方をしています。
どちらも価格はあまり変わらず、お墓一基を建てるのに必要な費用相場は50万円~80万円程度です。
高級なものは青みが入っており、青みが増すに連れて石材の値段も高まってきます。
外国産よりは少し高めですが、国産としては割とリーズナブルな価格帯となるのでぜひ試してみてはいかがでしょうか?
いかがでしたか?500年の歴史がある真壁墓石を使えば永年風雪や直射日光にも屈しない頑丈なお墓を築くことが可能になります。
「やさしい色目」の真壁石を用いて子供世代、孫世代を超えて何代も先まで続く上品なお墓を作ってみませんか?
今回の記事が「真壁石」についての知識を深めるのに役立つことができれば幸いです。
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