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ここ数年、ハイペースで件数が増加し続けている「墓じまい」をご存知ですか。
「墓じまい」とは遺骨を取り出してお墓を撤去し、お墓のあった土地を更地にして寺院や霊園に返却することを言います。
この記事を読んでいらっしゃる方の中にも墓じまいを検討している方がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、そんな墓じまい検討中のアナタに向けて、「3分でわかる墓じまい費用」というコンセプトで墓じまいの費用平均や相場、墓じまい後に納骨堂や永代供養を利用する場合の料金についてお伝えします。
墓じまいの平均費用は20~30万円程度といわれています。
墓じまいにかかる費用の中でも特に大きな割合を占める出費は「お墓の撤去費用」と「閉眼供養代金」です。
次の章で詳しく説明しますが、墓じまいでは古いお墓から遺骨を取り出して自宅や納骨室に安置します。
遺骨を取り出す際には、故人の魂がこもったお墓の墓石から故人の魂を抜き去る「閉眼供養」(魂ぬきの儀式)を行う必要があります。
閉眼供養では、お墓を清めたうえでお坊さんを呼んで読経してもらうため、僧侶の方に支払うお布施が発生します。
このお布施の額が1~5万円かかってしまうため、金銭的負担を減らそうと閉眼供養を行わない家庭もあります。
また、古いお墓の墓石を解体・撤去するには、専門の石材業者に処分を依頼する必要があります。
工事金額は10~30万円程度といわれ、立地条件やお墓の形に大きく左右されてしまいます。
お墓の撤去は専用の機材を用いて行う必要があり、自分では出来ないため石材店の提示する金額に従うよりなく、コストカットするのが難しいのが特徴です。
墓じまいには以下のような5つのステップを踏んで行うことになります。
改葬を行う際に必要な行政手続きを行います。
最初に、もともと遺骨を埋葬していた墓地や霊園の管理者に頼んで「埋蔵証明書」を発行してもらいます。
更に、遺骨の引っ越し先の霊園や墓地の管理者に頼んで「受入証明書」を発行してもらいます。
そして「埋葬証明書」と「受入証明書」の2つの証明書を引っ越し先のお墓や区画がある自治体へ持っていき「改葬許可証」を発行してもらいます。
この改葬許可書を発行してもらうことでやっとお墓の墓じまい工事が可能になります。
お墓から遺骨を取り出す際は、お墓の墓石に宿る故人の魂を抜き別のところへと移動させる「魂抜き」の儀式が必要となります。
魂抜きの儀式は「閉眼供養」や「お性根抜き」と呼ばれ、お墓を清めてお坊さんを呼び、読経をしてもらいます。
最近では、閉眼供養に必要なお布施が1~5万円と高いことからコストカットとして魂抜きの儀式を行わない家庭も増えてきました。
閉眼供養が終わったらお墓の納骨室から遺骨を取り出します。
お墓の納骨室は、自分で開けることができるタイプと重い墓石によって閉じられており、自分では開けないタイプが存在します。
前者の場合には、石材業者を呼ばずに自分たちでお骨の取り出しを行っても大丈夫ですが、後者の場合は石材店の方に作業をお願いしましょう。
重い墓石を無理に動かそうとすると、墓石が傷ついてしまいますし、何より大きな怪我をする危険があります。
取り出した遺骨は自宅や納骨堂で安置しましょう。
古いお墓を解体して墓じまいを行います。
古いお墓をそのままとっておきたい場合は、解体する必要はありませんが維持費を考えると解体して墓じまいする方が多いようです。
古いお墓から取り出して安置した遺骨を別の場所に納骨・埋葬します。
最近では、永代供養に回したり、樹木葬・散骨に回したりする家庭が多いようです。
また、永代供養や樹木葬、散骨などの埋葬を行うにはお金がかかってしまうので、自宅や実家に保管しておく手元供養を選ばれる方も多いようです。
前章の墓じまいの手順の中の「⑤遺骨を別の場所に埋葬する」でご紹介したように、墓じまいの一連の作業が終わったら、取り出した遺骨をどこに埋葬するか決めなければいけません。
この章では、墓じまい後の遺骨の行き先として人気の高いものをピックアップして詳しい内容や費用とともにご紹介していきます。
納骨堂とは、お寺や公営・民営墓地にある収蔵施設に納骨することです。
遺骨1体につき3~20万円程度の費用が必要ですが、お墓と違って手入れの必要が無く墓地や霊園が半永久的に管理・供養をしてくれるため継承者が居なくても申し込めるのが特徴です。
さらにお墓を建てるのに比べて、墓石代金や工事費用をカットできるので非常にリーズナブルなのが魅力です。
ただ、納骨堂の場合は三十三回忌や五十回忌が過ぎるとほかの方の遺骨と一緒に合祀されてしまうので自分の遺骨が他人のものと混ざってしまうのが嫌な人には向かないかもしれません。
散骨とは、ご遺骨を直径2ミリ以下になるまで細かく砕き、故人が生前好きだった海や山に撒いてしまうことです。
散骨はご遺骨1つにつき約5~20万円と非常にリーズナブルな金額で行うことができます。
また、墓石や墓碑が存在しないので毎年手入れを行う必要もなく、後継者のいない方や子供世代に負担を残したくない方でも安心して申し込むことができます。
ただし、散骨を選択してしまうとお墓参りの際に墓石のようなお参りのシンボルが存在しないため、故人とのつながりが感じにくくなってしまうというデメリットがあります。
樹木葬とは、墓石の代わりに大きな樹木をシンボルとして、その周りに遺骨を埋葬する方法です。
樹木葬は、ご遺骨1体につき5~40万円で行うことができ、散骨と並んで金銭的負担の少ない埋葬方法になっています。
樹木葬もお墓の手入れや管理が必要なく、墓の後継者がいなくても選ぶことができます。
また、お参りの際も故人の象徴となるシンボルツリーが存在するため散骨に比べて故人とのつながりを感じやすい選択肢です。
永代供養は、墓地や霊園の管理者が遺族に代わって遺骨を永久に管理していくサービスです。
費用は10万円~50万円とお墓を建てるよりもだいぶリーズナブルになっているのが特徴で、近年利用者が増加してきています。
永代供養では、「永代」とは言いつつも三十三回忌や五十回忌を過ぎた時点で供養をやめ、遺骨は納骨室に移動されます。
また、納骨堂と異なり最初からほかの人の遺骨と一緒に合祀される場合が多いので慎重に検討してから申し込むようにしましょう。
手元供養とは、遺骨を砕いて小さな骨壺にいれて自宅で保管したり、ペンダントなどのアクセサリーにして身に着けたりと自分の手元で遺骨を供養する方法です。
料金は数千円~数万円程度と最もリーズナブルな選択肢になっています。
ただし、同居する家族や親戚の中に遺骨を自宅で保管することに抵抗感を示す方がいらっしゃる場合もあるので気を付けましょう。
お金と時間に余裕がある方は、より自分の家に近い墓地など管理・手入れのしやすい墓地に新しいお墓を作っても良いでしょう。
お墓を新しく建てる場合には200~300万円のお金が必要になるため、上記の納骨方法と比べても桁違いに金銭的負担が大きいのがわかります。
また、既にある別のお墓に遺骨を移す「改葬」の場合も、移した先のお墓を半永久的に手入れ・管理する必要があるため、時間に余裕のある方でないと実現は難しいかもしれません。
いかがでしたか?埋葬方法やお墓に関しての考え方は人それぞれ大きく異なるため、墓じまいに際しては慎重に相談を行う必要があります。
特に永代供養などの後で遺骨が取り出せない埋葬法を選択する場合や、手元供養などのデリケートな供養方法を選択する場合は家族・親戚間での合意形成が不可欠です。
今回の記事が、「墓じまい」についての話し合いを行うきっかけとなれば幸いです。
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