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最近「お墓が遠すぎて手入れができない」「墓を引き継ぐ人がいなくなった」「お寺との関係が悪化した」などの理由でお墓のお引越しを行う人が増えています。
お墓のお引越しは正式には「改葬」と呼ばれ、既に埋葬してある遺骨を一旦取り出して、新しいお墓にもう一度納骨することを指します。
実は、お墓の引っ越しを行うときには、人間が引っ越すときと同じように、それなりの費用や行政的手続き・宗教儀式などが必要になります。
しかし、これらの移転費用や行政手続きについてはまだ詳しく知らない人が多いようです。
そんな訳で今回の記事では「3分でわかるお墓の引っ越し」というコンセプトで、墓の移転にかかる費用やお墓を移す時期、墓の移動の際に必要な儀式などについてお伝えします。
お墓の移動にはまず以下に示すような7個のステップを踏んで行うことになります。
改葬を行う際に必要な行政手続きを行います。
最初に、もともと遺骨を埋葬していた墓地や霊園の管理者に頼んで「埋蔵証明書」を発行してもらいます。
更に、引っ越し先の霊園や墓地の管理者に頼んで「受入証明書」を発行してもらいます。
そして「埋葬証明書」と「受入証明書」の2つの証明書を引っ越し先のお墓がある自治体へ持っていき「改葬許可証」を発行してもらいます。
この改葬許可書を発行してもらうことでやっとお墓のお引越しが可能になります。
お墓から遺骨を取り出す際は、お墓の墓石に宿る故人の魂を抜き別のところへと移動させる「魂抜き」の儀式が必要となります。
魂抜きの儀式は「閉眼供養」や「お性根抜き」と呼ばれ、お墓を清めてお坊さんを呼び、読経をしてもらいます。
最近では、閉眼供養に必要なお布施が1~5万円と高いことからコストカットとして魂抜きの儀式を行わない家庭も増えてきました。
閉眼供養が終わったらお墓の納骨室から遺骨を取り出します。
お墓の納骨室は、自分で開けることができるタイプと重い墓石によって閉じられており、自分では開けないタイプが存在します。
前者の場合には、石材業者を呼ばずに自分たちでお骨の取り出しを行っても大丈夫ですが、後者の場合は石材店の方に作業をお願いしましょう。
重い墓石を無理に動かそうとすると、墓石が傷ついてしまうばかり大きな怪我をする危険があります。
取り出した遺骨は自宅や納骨堂で安置しましょう。
遺骨を取り出すのと並行して新しいお墓を立てておきましょう。
お墓の完成まではそれなりに長い時間がかかりますから早めに石材業者に相談をしておくことをオススメします。
費用削減のために今ある墓石を再利用するのもアリですし、きれいな墓石にしたい場合は新しく墓石を立てるのもアリです。
もちろん、もとから引っ越し先のお墓がある場合は新しいお墓を立てる必要はありません。
新しいお墓の墓石に故人の魂を宿らせる作業である「魂入れ」の儀式を行います。
魂入れの儀式は「開眼供養」や「お性根入れ」と呼ばれ僧侶を呼んで読経してもらうのがメインとなります。
開眼供養も1~5万円と高額のお布施が発生するため行わない家庭が増えてきました。
自宅や納骨堂に安置していた遺骨を新しいお墓の納骨室に納骨します。
遺骨を取り出すときと同じように、重い石を動かさなければならない場合は石材業者を呼びましょう。
納骨は開眼供養の後にそのまま行われる場合が多いようです。
古いお墓を解体して墓じまいを行います。
古いお墓をそのままとっておきたい場合は、解体する必要はありませんが維持費を考えると解体して墓じまいする方が多いようです。
お墓の引っ越しにかかる費用は100~200万円前後といわれています。
費用の内訳の中でも特に大きな割合を占めるのが前章の「④新しいお墓を立てる」時と「⑦古いお墓を解体し更地に戻す」時です。
お墓を新しく新築すると墓石代やその設置費用、永代使用料などで200万円前後のお金がかかってしまいます。
改葬する際の出費の半分以上は新しいお墓を建てる際に発生する費用によるものなのです。
更に、墓石を解体・撤去するにも30~50万円程度のお金がかかってしまいます。
特に寺院などでは指定の石材店のみしか撤去・解体作業を行えないなどの規約を設けている場合も多いので費用が高く付きがちです。
また、新しいお墓を立てるお金や古いお墓を解体・撤去するお金以外にも、長年の檀家であった場合には檀家を離れる際に「離檀料」を数十万円請求されることがあります。
離檀料は本来仏教界に存在しないはずのお金ですが、檀家の少ない菩提寺だと収入源の一つである檀家の離檀は寺の命運にかかわるため、高額の離檀料を請求して離檀を阻止しようとする場合が少なくないようです。
あまりにも高額の離檀料を請求された場合は弁護士に相談するなど対策を考えましょう。
最後にお墓の引っ越しタイミングについてお伝えしたいと思います。
お墓の引っ越しタイミングは基本的に「いつでも良い」という取り決めになっています。
年忌法要に合わせて納骨式を行う方が多いようですが、何でもない普通の日に行ってもまったく問題ありません。
また仏教的には友引の日や仏滅の日を避けなければならないなどの規則は存在しません。
ただし、折角の納骨式には故人とつながりのあった方を大勢呼びたいものですから、皆のスケジュールを考えたうえで日程を決めるとよいのではないでしょうか。
また、納骨作業を屋外で行うことを考えると天候の良い春や夏にやってしまうことを強くお勧めします。
冬の雪深い中の納骨や、秋の台風の中での納骨となると参列者も施主も身体的な負担が大きくなってしまうので気を付けましょう。
いかがでしたか?お墓のお引越しは、人間の引っ越し同様それなりに大きな金額がかかってしまいます。
引っ越しすることのメリットやデメリットをしっかりと洗い出し、お財布とも相談したうえで家族と話し合って決めるようにしましょう。
今回の記事が「お墓のお引越し」への知識を深めるのに役立つことができれば幸いです。
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