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最近登場した「樹木葬」ってご存知ですか?
簡単に言うと、亡くなった方のお骨を山林や霊園の樹木の下に埋葬することで供養をするという新しいお墓の形のことです。
「家政婦は見た」などの人気シリーズで知られる女優・市原悦子さんも樹木葬を選ぶなど近年樹木葬の人気が大きく高まっています。
そんなわけで今回の記事では、「3分でわかる樹木葬」と題し、そもそも樹木葬とは何かということや樹木葬にかかる費用、メリット・デメリットについて紹介していきます!
樹木葬とは、故人の遺骨を山林や霊園の樹木の下に埋める形の埋葬法を指します。
比較的に土地の余っている地方では、里山や山林の土地の一部を購入し、そこに生えている木の下に遺骨を埋葬する「里山型」が主流です。
一方、土地が少ない都会では霊園や納骨堂内部の樹木がたくさん植えられた庭園空間に遺骨を埋葬する「ガーデニング型」や墓石代わりの目印となる木の周りに骨壺を埋める「都市型」が目立ちます。
樹木葬でシンボルツリー(墓標代わりの樹木)として使われる木の種類は様々で桜や紅葉からハナミズキ、ツツジなどがあり、故人が生前好きだった木を植えるサービスもあります。
樹木葬は、基本的に永代供養のような埋葬形式になるためお墓の管理が必要なく、毎年の手入れなどをお来なくても良いのが特徴です。
樹木葬の相場は5万円~80万円といわれています。
これだけ価格がぶれてしまうのは、「永代使用料」「デザイン料」によって大きく価格が上下してしまうからです。
それぞれの価格について詳しく説明していきます。
「永代使用料」(「永代供養料」とも)は遺骨を埋めるためのスペースを永久に借りる際に発生するお金です。
この永代使用料は、土地の貸し借りに関わるため、どうしても地価の影響を受けてしまいます。
都会からのアクセスが良いところや、都心に近いところなどは地方に比べて永代使用料が高額についてしまう傾向があります。
また、故人の遺骨を他の方の遺骨と混ぜてシンボルツリーの下に埋葬する「合祀型」にするのか、複数の方の遺骨をシンボルツリーの下に埋葬する「集合型」にするのか、自分の遺骨だけをシンボルツリーの下に埋葬する「個別型」にするのかといった埋葬形態の違いも永代使用料を大きく左右します。
自分の骨が他の方の遺骨と混ざることを気にしない方は合祀型にすると、出費がだいぶ抑えられます。
次に「デザイン料」です。
「デザイン料」は遺骨を埋葬している木の周りに名前を掘ったプレートを用意したり、個別の記念碑を設置するのにかかるお金です。
記念プレートや墓碑、位牌は設置すれば設置するほどお金がかかってしまうので、どれくらい設置するかを検討しておくとよいでしょう。
墓碑や石碑を一切設置しないという選択肢もありますが、家族が参拝するときに故人とのつながりが感じられにくくなってしまうので気をつけましょう。
1999年に岩手県祥雲寺の住職によって考案された樹木葬ですが、最近になって樹木葬の人気が非常に高まっています。
実際、2012年に東京都が都営墓地で樹木葬を始めたところ既定の枠に対して約16倍の応募があり、厳しい抽選が行われました。
なぜこれほどまでに人気を集めているのでしょうか?
主な理由は3つあるといわれています。
1つ目は普通にお墓をたてる場合と比べて費用を安く抑えることができるという点です。
通常のお墓を作ろうとすると、墓石代や永代使用料などで200万円~300万円の金額を支払わなければなりません。
それに比べて樹木葬では墓石が必要なく、埋葬形式を工夫することで永代使用料も抑えることができるため、普通のお墓を作る場合と比べて5分の1~10分の1程度の金額で済みます。
死後に立派なお墓を作るよりも、生きているうちに好きなことや必要なことにお金を使いたい方にはぴったりの埋葬形式だったため、こういった方々を中心に爆発的な人気となりました。
2つ目は死後にお墓を管理・手入れする必要が無いことです。
普通のお墓では、墓を建てたら何代にもわたって手入れ・管理をする必要がありますが、樹木葬は先ほどもお伝えしたように永代供養と全く同じ扱いになるため、たとえ後継者がいなくなっても霊園や寺院が責任をもって管理を行ってくれます。
こういった点が、子供世代の負担を考えて今までのようなお墓を立てたくないと考える人々にとってかなり魅力的な選択肢に映ったのではないでしょうか。
3つ目はエコ志向の高まりです。
地球温暖化や持続可能な開発が叫ばれている現代では、環境に優しい生活を心がける人たちが増えてきました。
自然環境を愛する方々にとって樹木葬は自然に変えることができる理想的なお墓と認識され、彼らに絶大な人気を得ることになりました。
いかがでしたか?メリットだらけに見える樹木葬ですが、実は「毎年景観が変わっていってしまう」「墓石などがないため祖先とのつながりを感じにくい」といったデメリットも存在します。
さらに、樹木葬では遺骨を取り出せない場合もあるので、樹木葬を検討している場合は様々なメリット・デメリットを考慮しつつ家族や親戚と一緒に話し合い、慎重に決めるのが良いのではないでしょうか。
今回の記事が「樹木葬」についての理解を深めるのに役立つことができれば幸いです。
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