最短20秒で一括見積依頼!
実績のある地元の優良石材店を
ご紹介いたします。
仏壇の起源は1300年前の天武天皇の勅令までさかのぼるようです。
この時は、上級の役人や貴族などが命令により仏壇の原型のようなものに祀られるに過ぎませんでしたが、鎌倉時代になると蓮如上人の活動により一般民衆に至るまで仏壇を持つ人々が増えました。
そんな仏壇ですが宗派によりご本尊や脇仏にちょっとした違いがみられます。
今回の記事では、「3分でわかる宗派と仏壇」というコンセプトで宗派による仏壇の違いや家にある仏壇の宗派の見分け方についてお伝えします!
浄土真宗の仏壇は、金箔を用いた荘厳な金仏壇が主流で、ご本尊には阿弥陀如来が祀られます。向かって右側には、宗祖である親鸞聖人の影像、または「帰命尽十方無碍光如来」の十文字名号が掲げられます。左側には、教義の発展に尽力した第8代宗主・蓮如上人の影像、もしくは「南無不可思議光如来」の九文字名号が配されるのが一般的です。
なお、浄土真宗は大きく「西本願寺派(本願寺派)」と「東本願寺派(大谷派)」に分かれ、それぞれの仏壇には特徴的な違いがあります。
・西本願寺派(本願寺派)の仏壇は、内部の柱などが金色に塗られ、より華やかな印象です。
・東本願寺派(大谷派)の仏壇は、内部の柱が黒く塗られており、落ち着いた雰囲気を持っています。
これらの違いは、仏壇の宗派を見分けるうえで参考になりますが、地域や製造元によって異なる場合もあるため、確定的な判断には菩提寺への確認が推奨されます。
浄土宗の仏壇は桜などを使用した木目の美しい唐木仏壇です。
阿弥陀如来を本尊に祀り、向かって右側に高祖善導大師の像が飾られています。
本尊向かって左側には、法然上人の仏像が飾られます。
浄土宗の仏壇の特徴は、本尊の真下である最上段にご位牌を安置している点です。
天台宗でもご位牌は仏壇に置かれることが多いですが、ご位牌を浄土宗よりも下のほうに安置します。
天台宗の仏壇は主に唐木仏壇でご本尊に釈迦牟尼如来をお祀りしています。
本尊向かって右側には中国のお釈迦様といわれる天台宗の開祖、天台大師の影像が置かれ、本尊向かって左側には伝教大師である最澄の影像が飾られています。
真言宗のご本尊は大日如来です。ご本尊の右には開祖である空海(弘法大師)の像が置かれ、左手には不動明王の像もしくは曼荼羅が置かれます。
一見ほかの仏像さんと同じ風に見えてしまう大日如来ですが、手の先を見ると大日如来は左の人差し指を右手で握った「智拳印」と呼ばれるポーズをしています。
日蓮宗の本尊は大曼荼羅ですが、右側と左側に置くものは関東と関西で異なります。
右側に置くものは関東では大黒点が主流となり、関西では鬼子母神となります。
左側に置くものは関東では鬼子母神が主流となり、関西では大黒点となります。
日蓮宗の特徴はご本尊である大曼荼羅の掛け軸の前に、開祖である日蓮聖人の木像が置かれるところです。
曹洞宗は釈迦牟尼仏が本尊となり、右側が宗派の開祖である道元禅師の掛け軸が飾られ左側には第4代の曹洞宗蛍山宗の開祖である蛍山禅師の掛け軸がおかれます。
曹洞宗では仏心があれば特にご本尊とする仏様に規定はないので釈迦牟尼仏だけでなく阿弥陀如来や観音菩薩が飾られることもあります。
臨済宗も曹洞宗と同じように釈迦牟尼仏をお祀りしています。
臨済宗では本尊向かって右側に中国禅宗の開祖であるインド人仏教僧「達磨大師」の掛け軸が飾られます。
この達磨大師の肖像が描かれた掛け軸が臨済宗最大の特徴といえるでしょう。
本尊向かって左側には観世音菩薩の仏像か花園法王の肖像画が描かれた掛け軸が飾られます。
時宗のご本尊は阿弥陀如来ですが、舟形の光背が付いた仏像を飾ることが多くなっています。
本尊に向かって右側には時宗の開祖である一遍上人の掛け軸をお飾りし、左側には一遍亡き後バラバラになって消滅しかけた時宗を再興させた立役者である真教上人の掛け軸が置かれることになります。
いかがでしたか?ここでご紹介したのはあくまで一般的なケースであり、本尊や脇仏のお祀りの仕方は宗派や地域によって変わってしまうため、全ての仏壇がこの例に従うとは限りません。
心配である場合は、法事などの行事の際に菩提寺のお坊さんに詳しく伺ってみるのが良いでしょう。
今回の記事が「仏壇と宗派の見分け方」についての知識を深めるのに役立つことができれば幸いです。
複数業者に相見積りで
失敗しないお墓の工事を!
最短20秒で一括見積依頼!
実績のある地元の優良石材店を
ご紹介いたします。