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お葬式が済んで四十九日が来たら、四十九日法要と一緒に遺骨の納骨を行います。
納骨式ではお坊さんを呼んで経をあげてもらいながら、故人と生前仲の深かった人たちとともに故人の供養を行い、
式の後は会食を開いて故人との思い出を語らいます。
さて、この納骨式ですが一体どれくらいの費用が掛かるのでしょうか?
今回の記事では「3分でわかる納骨代」というコンセプトで、納骨にかかる費用や納骨式の出費を最小限に抑える方法を徹底解説します。
納骨式の費用は非常に幅があります。一般的には10万円~20万円見込んでおけば大丈夫といわれていますが
お布施をどれくらい渡すか、納骨式にどれくらいの人数を呼ぶかといった不確定要素で大きく変わってきてしまいます。
この章では、納骨式にかかる費用の内訳や相場についてお伝えしていきます。
納骨式には「絶対にかかる費用」と「場合によってはかかる費用」の2種類が存在します。
なぜ「場合によっては」なのかというと既に立っているお墓に納骨する場合とお寺の納骨堂に納骨する場合で大きく費用が変わってきてしまうからです。
それでは「絶対にかかる費用」から解説していきます。
納骨式の際には、たいていの場合お墓に魂入れの儀式(開眼法要)を行うのでお坊さんを呼び出して読経してもらう必要があります。
まず、このお坊さんに支払うためのお布施が必要になります。
仏教的には、お布施は自分の信心の深さから出てくるものなので額は決まっていませんが、相場は3万円~10万円となっております。
また、メインのお布施のほかにもお坊さんを遠くから呼んだ場合は、「御車料」という名目の交通費を1万円前後、
納骨式の後に会食を開くが僧侶が参加しない(たいていの場合僧侶は参加をお断りする)場合は「御膳料」として5千円~1万円程度の現金を渡すことがルールとなっています。
金額が明示されないため難しい部分ではありますが、お布施の相場は総額で5万円~10万円に収まるようにします。
納骨式の際は、墓前に仏花を手向けお線香を焚き、ローソクに火を灯し、季節の果物や故人が好きだった食べ物をお供えします。
また、宗派によりますがお墓の後ろに卒塔婆を立てる場合もあります。
これらのお供え物はスーパーや通販などで調達できますが総額で5千円~1万円かかってきてしまいます。
納骨式の後は別会場のレストランやホテルに移動して参列者との会食の席を設けるが習わしです。会食の費用は施主が負担します。
会食費は通常一人当たり5千円~8千円で、これが参加人数分ということになります。
また、会場までの参加者の移動にバスを貸切る場合はマイクロバスの貸し切り代がかかります。
既にあるお墓に納骨する場合は、カロートの開閉作業や遺骨の安置作業を石材店にお願いすることになります。
自分で開閉することができるカロート(関西に多い)の場合は、石材店を呼ばなくても大丈夫ですが
重い墓石を動かさなければならない場合は、安全のため石材業者の方を呼んで作業してもらうことをオススメします。この時の作業料は1万円~2万円程度が相場です。
お墓に新しく納骨した故人のお名前を彫刻します。彫刻費用は一人当たり、4万円前後です。
もし、生前建墓などを行って赤く塗っている場合は白色への塗りなおし作業が必要になります。
寺院が管理する納骨堂への納骨には永代供養料が必要です。
これは、寺院に遺骨を預ってもらい、半永久的に供養してもらうというサービスに対して払うお金のことで10万円~20万円が相場といわれています。
ただし、「永代供養」とはいいつつも実際は三十三回忌や五十回忌で供養が終了し遺骨が永代供養墓に合葬される場合が多いので契約内容を慎重に確認しましょう。
納骨堂に遺骨を安置してもらっている期間は、毎年維持費として管理料を納めることが必須になります。
管理費の相場は年間1万円前後といわれています。
お寺の場合は、檀家にならなければ納骨堂を使わせてもらえないという寺院も存在します。
檀家になる際は、お布施として10万円程度の入檀料を払うことが習わしとなっています。
さらに、檀家になってからは毎年5千円~1万円程度の檀家料を払わなければならないことが多いようです。
納骨堂を利用する際は必須条件にしろ、そうでないにしろ檀家になることを住職に強く求められるでしょう。
檀家になるメリットは、法事などの行事を他に優先して手厚く行ってくれるところにありますが、
最近では新規の檀家に手が回らないお寺もあるため、檀家になることが納骨堂利用の必須条件でない場合は
じっくり考えたうえで檀家にならないという選択をするのも大切です。
「納骨式の時にお布施をどのタイミングで渡せばいいかわからない」
「お布施を渡すときに何に包んで渡せばいいかわからない」という悩みをよく聞きます。
実は、お布施は包み方と渡し方に最低限守らなければいけないマナーが存在するのでこの機会に確認しておきましょう。
まず、お布施を入れる袋は、お布施袋や不祝儀袋を用います。これらはコンビニや100均に売られているもので問題ありません。
お布施と御車料、お膳料は一緒にすると失礼に当たるのでそれぞれ別々の袋を使うようにしましょう。
お布施袋には表面の中央に濃い黒ペンで大きく「御布施」と書き記し、その下に自分の名前、もしくは「〇〇家」と記します。
裏面には包んだ金額と住所などを書き記します。たいていの場合金額は
先頭に「金」をつけ、数字は大字(壱、拾、珀、仟、萬)を用いて表し、数字の後には「圓也」を付ける習わしになっています。
例えば5万円を包んだ場合は、「金伍萬圓也」と書き記すのがマナーです。
お布施はなるべく新札を用い、すべてのお札の向きをそろえて、肖像画の書かれている面がこちらをむくようにして封入します。
お布施はお布施袋のままの状態で持ち歩かず、御車料や御膳料を入れた袋とともに袱紗に包んで持ち運びましょう。
お坊さんの前で袱紗からお布施を出し、「本日はありがとうございました」との感謝の言葉とともに袱紗の上にお布施や御車料、御膳料を載せて丁寧に差し出します。
納骨式では、参列者が一人5千円~1万円程度の香典をもって来るのが習わしですが
それを考えても、お布施や食事での出費が多いためかなり大きな経済的負担となってしまいます。
そんな金銭面での思い負担を最小限で済ますにはいったいどのような方法があるのでしょうか。
筆者が考える代表的な方法を3つほど挙げてみました。
散骨は故人の遺骨を粉末になるまで砕き、海や川へと撒きます。粉末化する作業は、遺族の心理的負担も考えて業者が行います。
お墓を建てる必要が無く、環境保全の観点からお供え物も少ないため総額5万円~とかなりリーズナブルに済みます。
特に、故人が生前近くの海や川、山を愛していた場合はそこに散骨してあげるのもアリでしょう。
手元供養とは遺骨でペンダントや指輪、ネックレスといったアクセサリーを作り身に着ける方法です。
最近では、遺骨を卓上サイズの小さな骨壺に入れてお家の窓際に飾っておくという方法も生まれました。
何よりも故人を身近に感じることができる点が非常に人気のようです。
費用総額は数千円~10万円といわれ、こちらもリーズナブルで人気となっています。
特に仏教へのこだわりがない場合は、僧侶を呼んで法要を開かずに納骨式を済ませる方法があります。
お布施や御車代、御膳料を出費する必要が無くなるので大幅にコストカットが見込めます。
いかがでしたか?納骨式は見過ごされがちですが、お葬式同様になにかとお金がかかってしまいます。
終活中の方でもお葬式やお墓の費用ばかりに注目してしまい納骨式の費用を残さずなくなる方も多いようです。
納骨式は、葬儀からの一連の供養の締めくくりですから費用や形式など最後までしっかり丁寧に考えておきましょう。
今回の記事が「納骨式とお金」についての理解を深めるのに役立てば幸いです。
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