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最近日本全国で「墓じまい」の件数が増えてきました。
墓じまいとは、遺骨を取り出してお墓を撤去し、お墓のあった土地を更地にして寺院や霊園に返却することを言います。
墓じまいの際には納骨のときと同じように、親しい親族が呼ばれお坊さんを招いた閉眼供養が開かれます。
ところで、墓じまいの閉眼供養の時は普段の法事と同じように香典は必要になるのでしょうか。
また、墓じまいに際してお坊さんを呼んだ場合のお布施の相場はどれくらいなのでしょうか。
今回の記事では「3分でわかる墓じまいとお金」というコンセプトで、墓じまいや改装の際に支払う香典・お布施の額や渡し方のマナーについて徹底解説します!
近年増えてきた改葬や墓じまいにお呼ばれされる方も多いでしょう。
こういった行事に参加するときに香典は必要になるのでしょうか。実は、墓じまいや改葬の際は香典は必要ありませんが、建碑祝いやお供えが必要になります。
というのも、新たにお墓を建てて、そこに遺骨を移し替えるような改葬の場合は
「新しいお墓が建った」という目出たいお祝いでもあるで、紅白の祝儀袋に「建碑祝い」と書き5000円~1万円を包む必要があるのです。
また「永代供養墓へ移す」など新しいお墓が建っていない場合は、お祝いできるようなめでたい日ではないので
香典を入れる際に使う不祝儀袋に「お供え」「御仏前」と書き5000円~1万円を包んで差し出します。
墓じまいや改葬の際に遺族にとって非常に重要になってくるのが、お布施です。
お布施は仏教界では修行の一つとされており、葬儀や法事の際にして僧侶に読経を挙げてもらったときにその場でお渡しするものになります。
僧侶への報酬という側面もありますが、仏教的には本尊の仏さまに捧げるものであるためどれくらい帰依しているかにより差し出す金額が変わってきます。
そのためお坊さんに「何円ほど渡せばよいでしょうか」と聞いても「お気持ちだけで結構です」という答えしかかえってきません。
ただし、最近では相場を知らない信者が増えてしまい、お坊さんが「この額・・・お布施とお賽銭と勘違いしてない!?」と驚いてしまうくらいの
超低額コストカット型のお布施を渡してしまう事件が増えたため料金を提示される場合もあります。
冒頭でもお話ししたように墓じまいの際は、「閉眼供養」といい墓石から故人の魂を抜く魂抜きの作業(読経)をしてもらうことになります。
閉眼供養のお布施の相場が寺院によって異なりますが、最低限1~5万円以上包んでおければ大丈夫な場合がほとんどです。
ただし、先祖代々長きにわたってお墓を供養してもらっていた場合や、普段からお布施を払っていなかった場合は
それまでの感謝の気持ちを込めて20万円~30万円の高額を包む方も多いようです。
お布施には閉眼供養へのお布施以外に、遠くからきてもらったことに対する交通費として1万円程度の「御車料」を渡すのがマナーになります。
供養が終わった後に参加者で会食を開く場合は5千円程度の「御膳料」もしくは相応な額の弁当をお渡しします。
さらに、閉眼供養へのお布施が数万円程度の場合は、今までの供養に感謝し10万円前後の「離檀料」を支払う場合もあります。
お布施には香典ほど格式ばったルールはありませんが、渡す際には最低限のマナーというものが存在するので確認しておきましょう。
まず、お布施と御車料とお膳料は、一緒にすると失礼に当たるのでそれぞれ別々の袋を使うようにしましょう。
お布施を入れる袋は、お布施袋や不祝儀袋を用います。これらはコンビニや100均に売られているもので問題ありません。
お布施袋には表面の中央に濃い黒ペンで大きく「御布施」と書き記し、その下に自分の名前、もしくは「〇〇家」と記します。
裏面には包んだ金額と住所などを書き記します。たいていの場合金額は
先頭に「金」をつけ数字は大字(壱、拾、珀、仟、萬)を用いて表し、数字の後には「圓也」を付ける習わしになっています。
例えば5万円を包んだ場合は、「金伍萬圓也」と書き記すのがマナーです。
お布施はなるべく新札を用い、すべてのお札の向きをそろえて、肖像画の書かれている面がこちらをむくようにして封入します。
お布施はお布施袋のままの状態で持ち歩かず、御車料や御膳料を入れた袋とともに袱紗に包んで持ち運びましょう。
お坊さんの前で袱紗からお布施を出し、「本日はありがとうございました」との感謝の言葉とともに袱紗の上にお布施や御車料、御膳料を載せて丁寧に差し出します。
最近ではお布施や離檀料を巡るトラブルが増えてきました。「お布施を支払ったのに高額な離檀料を請求された」などはよくある話です。
なかには数百万円~1千万円近くを請求するようなお寺も存在したと聞きます。
しかし、離檀料という制度は仏教には存在せず、法的にも支払い義務のあるお金ではないので、請求されない場合は支払う必要はありません。
改葬や墓じまいというのは今までお世話になった菩提寺の檀家をやめることを意味しますから
今までお世話になりましたという感謝の気持ちをこめて幾許かのお金を包んでお布施として改葬・墓じまいの際に渡す風習は古来から存在したようです。
ところが仏教離れが止まらず、檀家の減少が続く現代では、地方の小さなお寺にとって檀家の離脱は貴重な収入源を失うことを意味するため
やめてもらっては困るという本心から、高額な離檀料を吹っ掛けるお寺が出てきてしまったようです。
もし、高額な離檀料を求められた場合は迷わず弁護士に相談しましょう。ただし、払える程度の額ならば支払って丸く収めるといった妥協案も必要です。
いかがでしたか?墓じまいは最近になって行う人が増えたことなので、まだ勝手がわからずに困ってしまう方も多いでしょう。
そういった場合は、檀家の友達を頼ったり、こういった記事を読み込んだりしてお布施や香典についての慣習を把握していくことが大切になってくると思います。
今回の記事が、「墓じまいと香典・お布施」についての理解を深めるのに役立てば幸いです。
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