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日本一信徒数が多いといわれる浄土真宗。東本願寺派と本願寺派の信者数を合わせると
1600万人を超える日本最大の仏教宗派といわれます。そんな浄土真宗の納骨式には独自のルールがいくつも存在します。
納骨式にお呼ばれされたときは、浄土真宗特有の作法を理解していないと、 その流れや雰囲気戸惑ってしまい、ぎこちない動作で恥をかくことになりかねません。
そんな訳で今回の記事では「3分でわかる浄土真宗の納骨式」と題し、浄土真宗の納骨式の流れや納骨の際のルールについてお伝えします!
浄土真宗は親鸞によって開かれた鎌倉仏教の一つです。
親鸞は「ただただ阿弥陀如来にはたらきかけることで、すべての人は極楽浄土へと成仏できる」との考えから
それまで肉食妻帯が許されていなかった仏教界で初めて肉を食い、妻をめとり子を設けました。
このような俗世的な考えや規律に囚われない教えが庶民に歓迎され、江戸時代に東本願寺派と本願寺派に分派した後も圧倒的人気が持続し、
今では信者数が日本最多の仏教宗派となっています。浄土真宗では、他の宗派とは異なる独自の規律が数多く存在します。
例えば、故人は死後に生まれ変わるという考えから、戒名を授けることや卒塔婆を立てるなどといった追善供養を行いません。
さらに、納骨式のルールにも遺骨の分骨や土かぶせの儀式があったりします。
本記事を読むことでこういった「浄土真宗の特有の決まり」を理解し、納骨式の場でも戸惑わずに所作を行えるようになりましょう。
浄土真宗では一般的に葬式の後、もしくは四十九日、お墓の建設が間に合っていない場合は一周忌や三周忌の後に納骨を行います。
見ての通り納骨式を開くタイミングは、ほかの宗派と変わりません。
しかし、浄土真宗本願寺派では納骨の前に遺骨の喉ぼとけを取り出し、分骨の上京都の大谷本廟に納められます。
なぜ分骨するかというと、そもそも大谷本廟は浄土真宗の開祖である親鸞の廟所であり、
信者としては開祖の近くで眠ることがこの上ない喜びであると考え、祖先への感謝を再確認する大切な機会であると考えるからです。
浄土真宗東本願寺派でも同じような考えから御遺骨を分骨しますが、こちらは親鸞のお墓である大谷祖廟に全遺骨を安置することが可能です。
「大谷本廟」と「大谷祖廟」とややこしい名前が二つ出てきて紛らわしいので説明を加えておくと、
大谷本廟は1262年に親鸞が死去した際に、親鸞の娘である覚信尼が遺骨を安置するために作ったお墓に起源があります。
それ以来、親鸞と浄土真宗歴代宗主の正式な廟所となっています(遺骨はない)。
大谷本廟は東本願寺にある建物で1272年に弟子たちの手によって親鸞のお墓に改められました。
浄土真宗が東本願寺派と本願寺派に分派した際に、親鸞の遺骨や歴代宗主のお骨が大谷祖廟に納められ、今では親鸞の墓所として多くの信者にお参りされています。
浄土真宗の信者の方が、本尊以外への一般的なお墓へ納骨を行う場合は他宗派と異なる点が2つほど存在します。順に解説いたします。
納骨式では、普通新しく建てたばかりのお墓に「魂入れ」の儀式(入魂式)を行います。内容は、お墓を清め僧侶を呼んで経を挙げてもらうものです。
浄土真宗でも同じような儀式を行いますが、故人の魂を入れるという概念がないため浄土真宗では入魂式と呼ばずに「建碑法要」と呼びます。
建碑法要の後に行われる納骨法要では、通常は僧侶の指示のもとに故人と関係の深かった人たちが
順にお焼香と合掌を行うことになりますが、浄土真宗ではお焼香と合掌に加えて遺骨を埋めた後のお墓に土をかけていきます。
周りに従って動作をまねしていれば問題はありませんが、お坊さんから前もった説明は無いので動揺せずに堂々と土をかけましょう。
先ほどもお話ししたように、浄土真宗では故人の遺骨の一部または全部を本尊に安置する伝統があります。
この章では本尊納骨の手順と流れについて説明していきます。
浄土真宗本願寺派では、本尊である大谷本廟への納骨は「無量寿堂納骨」と「祖檀納骨」の2種類に分けられます。
無量寿堂納骨は、敷地内にある親鸞上人の墓所から少し離れた無量寿堂の中に遺骨を安置します。
その一方祖檀納骨は、親鸞上人の墓所のすぐ近くに埋葬してもらいます。
2つとも基本的な手続きは同じで、遺骨と納骨届、改葬許可証または火葬許可証を持参し受付に差し出します。
受付で指定場所まで行って少し待つよう指示さるので、移動してしばらくすると僧侶がやってきて
経を挙げてくれるので一緒に合掌・礼拝しお布施を渡して終了になります。
東本願寺派の大谷祖廟での納骨も流れは変わりませんが、お経は本堂であげるという習慣があるので、お坊さんと一緒に本堂に移動し合掌・礼拝しましょう。
ちなみに本堂での読経は、申込みした他の親族と一緒に読経をうける一座読経と、申込みした親族のみで読経を受ける別座読経の2タイプから選ぶことができるため、
当日までにどちらを受けるか決めておくとその先がスムーズです。
いかがでしたか?浄土真宗では経済的負担や時間的負担の問題で本尊に納骨できない場合は、
本願寺派や東本願寺派に関係なく地元の浄土真宗の旦那寺に埋葬することもできるのでぜひ利用してみてください。
いずれにせよ、本尊や旦那寺に埋葬する場合は埋葬のグレードにより懇志と呼ばれる使用料金が違ってきてしまいます。
しっかり確認したうえで申し込みを行うようにしましょう。今回の記事が、「浄土真宗の納骨」についての知識を深めるのに役立てば幸いです。
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