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世界人口の3分の1の信者数を誇るの「キリスト教」。その中でも長い歴史と最大級の信者数を誇るのがカトリック教会です。
現在世界には13億人ものカトリック信者がいるといわれていますが、
日本ではカトリック信者の数がとても少ないため、カトリックのお墓や納骨を見かける機会は殆どありません。
今回の記事では、そんな謎に包まれた「カトリックのお墓と納骨」について、お墓の特徴や納骨式のルールを中心に徹底解説していきます!
カトリックは亡くなった時に教会が独自に管理する納骨堂や墓地に埋葬される場合が非常に多いです。
こういった墓地は、他宗派の信徒や他宗教の信者には開かれておらず、
他の宗派・宗教の方で教会墓地に入りたい場合は、洗礼を受けて教会の教会員にならなければなりません。
ただし、洗礼には時間がかかりますし、教会員になるにはそれ相応のお布施が必要です。
こういった時間的・金銭的負担を減らしたい場合は、民営墓地や公営墓地に埋葬するという手段をとるようです。
欧米の民営墓地や公営墓地はキリスト教信者の埋葬を前提とした芝生墓地を採用しているところが多く、
教会との結びつきが強くなかったり、経済的な理由で教会の墓地に入れない方の多くはこちらに入ります。
カトリックの典型的なお墓は、故人のご遺体をエンバーミング加工して棺に入れてそのまま埋葬する土葬の形式をとっています。
これは、世界の終わりが訪れたときにキリストがこの世界のすべての死者を復活させるという終末思想に基づいており、
復活したときに肉体が無ければ、魂が困ってしまうという配慮から遺体を火葬を避けているのです。
さらに、墓地は基本的に芝で囲まれた広大な土地にお墓が点在する芝生墓地のスタイルを取ります。
他のお墓との仕切りもなければ、墓石も日本のお墓の半分以下の高さのものが多いため非常に明るく開放的な墓地となっています。
またカトリックの納骨堂は日本とあまり変わりません。
教会や公営墓地・民間墓地の地下に遺骨の収納スペースが設けられている場合が多く、これが納骨堂としての役割を果たします。
ただし、カトリックの納骨堂は「いずれ埋葬する遺骨の一時的な保管場所」としての意味合いが強く、最長でも40~50年で取り出されて埋葬される遺骨が大半のようです。
一方、仏教の納骨堂は「永代供養」といい、安置した遺骨は住職の手により半永久的に供養が行われることになっています。
ただし、最近は仏教式の納骨堂でもスペースの都合から33年~50年経つと弔い止めを行い、永代供養墓に合葬することが多いようです。
この章ではカトリックの葬儀から納骨までの流れをお伝えします。カトリックでは故人の葬儀が終わると、その3日後、7日後、30日後に追悼ミサを行います。
そしてお墓が存在する場合は、30日後の追悼ミサの際に納骨式を行います。
もし、お墓が立っていない場合は1年後や3年後の追悼ミサの際に納骨式を行うことになります。
ただし、これらの数字は大体の目安であり今日ではあまり厳格に守られていないことも多いようです。
カトリックの納骨の際は主に神父の立会いの下に行われます。来場者が讃美歌を歌うことで納骨式が始まり、神父による聖書の朗読と説教が行われます。
その後、来場者皆でお祈りをする時間が設けられたうえで納骨が行われます。キリスト教は、礼拝作法や儀式規則に厳格な宗教ではないので
基本的に周囲の見よう見まねをしていれば何もとがめられることはありません。ただし、納骨式に出席するときは最低限以下の2つに気を付けましょう。
仏教と同じように、派手な服装は控えることが求められるので、黒っぽい目立たない服装をしていきましょう。
家に喪服がある場合は、喪服を着ていくのが最善の選択といえます。 とはいえ慣れている人だと納骨式もカジュアル目の普段着で出席する人もいたりします。
カトリックでは香典という仕組みが存在しません。香典と似た制度で「弔慰金」を払うというのがありますが
宗派や教会の方針で受け取りを拒否される場合もあります。「お花代」という名目で渡すか、お菓子やお花など贈答品を送ってしまうのが無難な方法です。
最後に日本でカトリックのお墓に入りたい場合の方法についてお伝えします。日本では、カトリック墓地のほとんどがその地区の教会により管理されており、
洗礼を受けて教会員にならなければ埋葬してもらうことはできません。
その際には、先ほども述べたようにお布施払ったりを儀式を受けたりしなければならないため必然的に金銭的・時間的負担が生じてしまいます。
そのためもし、教会墓地にこだわらない場合は宗派不問の公営墓地や民営墓地に埋葬するのが一番安上がりです。
ただし、お墓の景観の都合からキリスト教式の洋型墓石を認めていない墓地・霊園や
芝生墓地を設けていない墓地・霊園が少なからずあるので、気になる場合は管理事務所に問い合わせてみるようにしましょう。
いかがでしたか?最近では洋型墓石と言ってキリスト教式の墓石を設置したり、芝生墓地を設けたりする霊園が多くなってきました。
さらに、基本的には火葬を義務付けられている日本ですが、申請により土葬を認められるケースも増えてきたようです。
もし、あなたがカトリック墓地への埋葬を考えている場合は、ぜひ11月2日お近くの教会を訪ねてみてください。
毎年11月2日は「死者の日」と定められ、あちこちのカトリック墓地でミサを挙げています。
死者の日のミサには誰でも参加できるため、カトリック墓地の雰囲気や礼拝の空気を味わってみるのにはうってつけなのではないでしょうか。
今回の記事が「カトリックのお墓と納骨」についての知識を深めるのに役立てば幸いです。
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