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「誰と一緒にお墓に入りたいか」って考えたことありますか?
男性は自分の実家のお墓、もしくは新しく建てた夫婦墓に入るのが慣習なのであまり気にしたことはないでしょう。
しかし、女性にとっては大問題。なぜなら女性は基本的に嫁ぎ先のお墓に入らなければならないからです。
今回の記事では、「結婚して姓が変わっていても両親の墓に入りたい」という方に向けて、
「3分でわかる姓とお墓のすべて」というコンセプトで、日本のお墓の慣習や法律上の取り決め、
姓が異なる場合のお墓の入り方についてまとめました。
近年、既婚女性の6~7割が「夫と同じ墓に入りたくない」、「実家のお墓に入りたい」という悩みを抱えているそうです。
その理由は「知らない先祖の墓に入りたくない」「お墓は故郷にあるお墓に入りたい」「夫の実家と仲良くない」など様々。
更には、少子化の影響でお墓の担い手がいなくなり、たとえ嫁いだ後であっても実家のお墓を
どうしても継がなければならなくなるというようなケースも増えてきているようです。
そんなときに問題になるのが「苗字」と「お墓」の問題。結婚して姓が変わっていても同じお墓に入ることはできるのでしょうか。
まずはお墓に入る時の一般的なルールから確認していきましょう。
このルールは明治時代に家制度の成立を受けて定まったもので現在では慣習として残っているにすぎません。
しかし、こういった慣習やしきたりを重視している家族も多いので理解しておく必要があります。
まず、家制度では長男の家系がお墓を継承していきます。
そのため実家のお墓に入るのはお墓の継承者である「長男とその家族」のみとなります。
その他、結婚していない、もしくは離婚した次男以下の男兄弟や娘などは実家のお墓に入ることになります。
お墓を継承しなかった次男や三男、長女や次女などは扱いが変わります。
次男や三男は結婚した先で新しいお墓を建て、分家として代々その家系で新しく作ったお墓を継いでいくことが求められます。
娘たちはお嫁に行き、嫁入りした先の家のお墓に入ることが求められます。
前章では慣習的なお墓の入り方を扱いました。では、現在の日本の法律的にはどのように定められているのでしょうか。
お墓に関する基本的な取り扱いを定めた法律である墓地、埋葬等に関する法律では
「墓地、納骨堂又は火葬場の管理者は、埋葬、埋蔵、収蔵又は火葬の求めを受けたときは、正当の理由がなければこれを拒んではならない」
という文言が記載されているだけであるため、お墓の所有者(永代使用権を持っている人)が認めれば
苗字が違っていたり、血がつながっていなかったりしても埋葬することができるのです。
つまり、結婚して姓が変わっていたり、離婚しても姓を戻していなかったりして
苗字が実家と異なる人でも、実家のお墓を所有している人が承諾すれば誰でもお墓に入ることは可能です。
しかし、2点気を付けなければならない問題があります。それは「親族との軋轢」と「宗派上の問題」です。
前章でお話ししたように日本には家制度に基づいたお墓の運用についてのルールがまだ染みついています。
そのため、たとえ血がつながっていても先祖代々の墓に苗字が異なる人を入れることに抵抗感を示す方が少なからずいらっしゃいます。
さらに、夫の実家に「嫁は夫のお墓に入るもの」と考えている方が一人でもいれば
それは両家での軋轢を生むことになりかねませんから、しっかりと話し合いを重ねて説得しておくようにしましょう。
もう一つ、嫁ぎ先の家と嫁ぐ前の実家が異なる宗派の場合は少し問題です。
両家ともそれぞれの宗派のお寺の檀家になっていた場合、宗派間での遺骨の改葬は難しいことがほとんどです。
生きているうちに宗旨替えなどをして、実家のお墓があるお寺に宗派を変更しておく必要があります。
いかがでしたか?ご年配の方の中には「嫁は夫のお墓に入るのが自然なもの」と考えていらっしゃる方が多いのも事実です。
何も自分から言い出さないと、一緒のお墓に入る前提で話が進んでしまうことも少なくありません。
早めの意思表示をすることでしっかりと話し合いの時間を設けて粘り強く説得していきましょう。
時には両家に自分の遺骨を分骨するなど妥協も重要です。
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