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近年、継ぎ手の少なさや管理負担の大きさから「墓じまい」を行う人が増えてきました。
墓じまいとは、お墓から遺骨を取り出して墓石を撤去し、お墓のあった土地を更地にして寺院や霊園に返却することを言います。
この傾向は人口の多い東京都でも例外ではなく、墓じまいの件数は年を追うごとに上昇しています。
今回の記事では、都立霊園にお墓を持ちながら改葬や墓じまいを検討している方に向けて、「3分でわかる都立霊園の墓じまい」というコンセプトで都立霊園で墓じまいをする際の手順や費用、気を付ける点などをまとめてみました!
東京都に8つある都立霊園では、今のところ八柱霊園、青山霊園、谷中霊園、多磨霊園、小平霊園の5つが改葬を受け入れています。
全ての霊園が改葬を受け入れているわけではないことに注意しましょう。
さらに、同じ霊園内でも施設によっては遺骨の改葬を受け入れていないところもあるのでよく調べておきましょう。
例えば、多磨霊園では長期収蔵施設(納骨堂)のみしか改葬を受け入れていませんし、小平霊園は合葬埋蔵施設(永代供養)と樹林型合葬埋蔵施設(樹木葬)しか改葬を受け入れていません。
都立霊園への改葬のメリットは、何といってもアクセスの良さです。
都心から電車で20分程度でついてしまうような霊園もあるため、忙しい方でも休日の午前中などでお墓参りを済ませてしまうことが可能です。
また、民間の霊園や墓地へ改葬するときと比べると若干費用も安くなるため家計も助かります。
逆に都立霊園に改葬するときのデメリットは倍率が高いということです。
特に永代供養への改葬や納骨堂への改葬となると毎年10倍~40倍の倍率が出てしまうため、毎年落ち続けている方も少なくなく、なかなか希望通りに改葬が進まないことが多々あります。
都立霊園に改葬する際の手順についてお伝えします。
都立霊園に改葬する際は次に示す6ステップで改葬を進めてください。
まずは改葬の申し込みをします。毎年6月に都立霊園の使用者募集の案内が出るので7月の応募締め切りまでにインターネットもしくは郵送書類を用いて応募するようにしましょう。
この時、申し込み資格を満たしていることに注意しましょう。
申し込み資格には、「都内に5年(場合によっては3年)以上在住していること」や「現在守っている遺骨があること」、「申込者は申込遺骨の祭祀の主催者(葬儀の喪主や死亡届の提出者)であること」などが挙げられます。
また、「一度も埋蔵していない遺骨を持っていること(分骨不可)」などの条件が課されている場合は改葬できない施設になるので申し込みすることはできません。
7月中旬の申込期間が過ぎると申し込みは集計されて都庁で抽選が行われます。
都庁で抽選が終わり次第結果がホームページにアップされるので運よく当選していた場合は、戸籍謄本や住民票など必要書類を準備して事務局へ郵送し資格審査を受けます。
資格審査に合格していたら、永代使用料や管理費、その他諸経費の納入を行います。
ここまでにお金を用意できないと当選が取り消されることもあるので注意しましょう。
改葬先の区画が決まったら、本格的な墓じまいの手続きに入ります。
今まで遺骨を埋葬していたの霊園・墓地の管理人から埋葬証明書を発行してもらい、改葬先の都立霊園から受入証明書を発行してもらいましょう。
この2つを改葬先の都立霊園がある自治体に提出することで改葬許可証が発行され改葬が認められます。
墓じまいをするお墓に対し魂抜き(閉眼供養)を施してあげましょう。
閉眼供養はお寺から僧侶を派遣してもらい、墓を綺麗に清掃してお経を唱えてもらうだけですが、時間にして3時間以上、費用にして10~20万円かかってしまうので不必要な出費だと思われる方は無理に行う必要はありません。
遺骨を取り出したら、石材店に頼んで墓石を運搬、解体し区画内を整理して霊園や墓地に返還します。
都立霊園に納骨を行います。新しくお墓を建てる場合は、墓石の発注や開眼供養(魂入れ)を行っておきましょう。
新しいお墓への遺骨の納骨をもって改葬の一連の作業が終了します。
都立霊園へ改葬する場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。
出費の機会は大きく分けて3つあります。
1つが今あるお墓を墓じまいして処分するのにかかるお金で、墓石の処分や区画の整理、閉眼供養に際して払います。総額で40~60万円程度といわれています。
2つ目は墓石を頼んで新しいお墓を建てる場合に必要な費用で100~200万円程度といわれています。墓石を建てずに、納骨堂や永代供養を利用する場合はこの費用は払う必要はありません。
3つ目は引っ越し先の都立霊園の墓地区画に対してかかる永代使用料や管理費です。
永代使用料は50万円~1000万円まで幅があるのでしっかりと申し込み前に応募する施設の永代使用料を確認しましょう。
また、管理費は毎年数千円程度で、区画面積に比例して増えていくシステムになります。
最後に都立霊園内での改葬や都立霊園外への改葬についてお伝えします。都立霊園内での改装は「施設変更制度」を使うとスムーズです。
施設変更制度とは、現在都立霊園の墓地を使っている人を対象に合葬埋蔵施設(永代供養墓)への遺骨のお引越しをさせてもらえる制度で、お墓を継ぐ人がいなくなってしまった方を対象に行っています。
年に3回ほど募集を行っているので、気になる方は霊園内の窓口に相談してみましょう。
引っ越しなどの事情で都立霊園内から都立霊園外への改葬を行う場合は、改葬先の区画を購入した後、埋葬証明書や受入証明書、改葬許可証を発行してもらったうえで墓じまいを行い、区画を都に返還することになります。手続き方法についての質問は霊園管理事務所に問い合わせることをオススメします。
いかがでしたか?都立霊園はアクセスが良く、改葬先として最適の墓地なのでその分倍率が高くなってしまいがちです。
くれぐれも当選しないうちは改葬作業を進めないようにしましょう。
もし何年間も当選できない場合は、諦めて民間の墓地に改葬してしまうのも選択肢として検討しておいてください。
この記事が「都立霊園と改葬や墓じまい」への知識を深めるのに役立つことができていれば幸いです。
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