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お墓に文字を刻むようになったのは平安時代からといわれています。
最初は「南無阿弥陀仏」や「大日如来」を意味する梵字など仏教関連の題目が刻まれることが多かったようですが、明治になって庶民にも家の墓を作ることができるようになると、家名や家紋を彫り込んだ現在のようなお墓が多く登場し、やがて主流になったといわれています。
そんなお墓に文字ですが、家名や家紋を刻むのにはいったいどれくらいの費用がかかるのでしょうか?また、いつごろまでに掘り入れなければならないのでしょうか?
そんな疑問に答えるため、今回の記事では、意外と知らない「墓石と文字入れ」の常識についてお伝えします!
お墓の文字入れの時期に厳格な規定はありませんが、たいていは死後に掘ることになります。
さらに死後ならいつでも良いわけではなく、納骨式の時までに掘っておくのが通例となります。
ただし、朱色や赤ペンキを使えば存命中でも文字入れをすることができるため、最近では終活の一環としてお墓の建立から文字入れまでを生きている間に行う人が増えています。
文字入れを行うにはまず、石材店へ連絡し刻印する文字を決めて、下書きを作ります。その後、僧侶立会いの下で閉眼法要を行って墓石を取り外し、石材店まで運んで刻印したうえでまたもとの位置に戻されます。
ここまでで最短でも3週間前後かかってしまうので、納骨を四十九日に行う場合は早めに石材店へと依頼するようにしておきましょう。
お墓の石にはどこにどんな文字を入れても大丈夫ですが、慣例的には棹石の正面に家の名前や「南無妙法蓮華経」などの題目を刻み、棹石の右面には戒名や生没年月日を刻み、台石の左面には建立年月日と建立者名を刻むことになっています。
文字入れの相場は「どこに」「どんな文字を刻むか」によって大きく変わってきてしまいますが、墓石の棹石に正面に名前を刻むには一人当たり5万円前後を覚悟してください。棹石の側面や台石の側面部分は、名前+年月日セットで3~5万円という場合が多いようです。
また、墓石の隣にある霊評に文字入れを行う場合は一人4万円前後になります。
気を付けてほしいのは文字入れには、これ以外に運搬費がかかるということです。
墓石をお墓から取り外し、石材店に持ち込んで文字入れの作業を行うため、運搬費が1~2万円かかってしまいます。
もし、運搬費が大きな負担になる場合は、自分で石材店まで輸送するという手もありますが、墓石を落としたり、引きずったりすることで石に傷がついてしまう危険性があるので、あまりお勧めしません。
お墓に刻む文字は自由です。文字の内容もフォントも、言語も何を使っても構いません。
ただし、多くの場合墓石に刻むのは「家名」または「題目」となります。
特定の宗教に属していない人は「〇〇家之墓」もしくは「先祖代々之墓」と刻むことが多いようです。
天台宗や真言宗に属している場合は「大日如来」を表す梵字である「ア」を家名のうえに刻みます。
浄土宗に属している場合は「南無阿弥陀仏」や「倶会一処」(「あの世で一緒になりましょう」という意味)を刻む人が多いです。
禅宗に属する場合は、「南無釈迦牟尼仏」と刻んだり、家名の上に「〇」を書いたりすることが多いようです。
日蓮宗に属する場合は「南無妙法蓮華経」と刻まれる方が多くなっています。
最近ではこれらの「家名」や「題目」を刻まずに、自由な文字や詩、聖書の一節などを刻む人も増えてきました。
こういった自由形の文字入れの代表的な例が以下の通りです。
「心」「愛」「偲」「絆」「空」「夢」「縁」「和」「想」など
「希望」「悠久」「天空」「誠実」「永眠」「感謝」など
「ありがとう」「こころ」「安らぎ」「思い出」「やすらかに」など
「Sweet Heaven」「Eternally」「Love&Peace」「Forever」など
こういった自由なスタイルの文字を刻む場合は、特に著作権に注意しましょう。歌の歌詞や詩の一節、本のタイトルなどを刻む場合は著作権料を支払わなければなりません。
勝手に刻んでしまうと著作権侵害で起訴されることもあるので十分に気を付けましょう。また、お墓の造形と文字の調和も大切です。
日本式のお墓の墓石にローマ字縦書きで「LOVE&PEACE」なんて似合いませんよね。このようにお墓の形や色を配慮した、文字選びが不可欠です。
「お墓を建ててしまったけれど、その後離婚したので名前を消したい」「文字入れする文字を間違えてしまったので正しい文字に書きなおしたい」というご相談をよく受けます。
果たして墓石に刻まれた文字を消すことができるのでしょうか。実は、お墓に刻まれた文字を消すことはできます。
1つ目の方法は「消したい文字を削って消す」という方法です。
一度お墓の墓石を石材店に持ち込み、削りたい文字がある面を特別な機械を用いて削ったのち、新たに文字入れをし直します。総額は20~30万円前後ですが、墓石を取り換えるよりはリーズナブルに済みます。
2つ目の方法は「パテを使って文字を埋める」という方法です。
石をすべて削っているわけではないので、ぼこぼこして少しいびつになってしまいますが、それでも3~5万円で済むので、非常にリーズナブルに消すことができます。
いかがでしたか?最近では霊園・墓地を歩くと、オリジナリティー溢れる文章や絵を墓石に刻んでいる家族が目立ちます。
折角の自分のお墓ですから、あなたも自分の好きな言葉や座右の銘を刻んではいかがでしょうか。
今回の記事が、普段は考えることのない「お墓と文字」というテーマについて考えるきっかけになれれば幸いです。
ただし、多くの場合墓石に刻むのは「家名」または「題目」となります。
特定の宗教に属していない人は「〇〇家之墓」もしくは「先祖代々之墓」と刻むことが多いようです。
天台宗や真言宗に属している場合は「大日如来」を表す梵字である「ア」を家名のうえに刻みます。
浄土宗に属している場合は「南無阿弥陀仏」や「倶会一処」(「あの世で一緒になりましょう」という意味)を刻む人が多いです。
禅宗に属する場合は、「南無釈迦牟尼仏」と刻んだり、家名の上に「〇」を書いたりすることが多いようです。
日蓮宗に属する場合は「南無妙法蓮華経」と刻まれる方が多くなっています。
最近ではこれらの「家名」や「題目」を刻まずに、自由な文字や詩、聖書の一節などを刻む人も増えてきました。
こういった自由形の文字入れの代表的な例が以下の通りです。
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