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追善供養の道具として平安時代より使われてきた卒塔婆。
今では、お墓の周りに恒常的に塔婆を建てる家庭も少なくなってしまいましたが、法要やお彼岸の際には立てかけている姿をたくさん目にすることができます。
さて、そんな卒塔婆ですが立て方や卒塔婆立ての必要性、卒塔婆立の価格などについてはご存知でしょうか。
今回の記事では「卒塔婆の立て方」から「塔婆立とは何か」といったことまで3分で分かる「お墓と卒塔婆」についてお伝えしていきます!
お墓のまわりにお経や人の名前がたくさん書いてある1~2mくらいの
細長い木の板が沢山立っているのを見たことはありませんか?
あの細長い木の板のことを「卒塔婆(そとば)」もしくは「塔婆(とば)」といいます。
卒塔婆はサンスクリット語で「仏塔」を意味する「ストゥーパー」もしくは「ストゥーパ」が語源とされています。
仏塔とは仏様のご遺体を安置した仏教建築物のことで東南アジアや日本などの各国に数多く点在し、今でも見ることができます。
ストゥーパーは最初に建てられたころはドーム状の建物でしたが、時が経つうちに古代インドで高貴な人の象徴とされる傘蓋を供養の意味を込めてストゥーパーの上に幾重にも重ねたことから何重にもなった塔が完成しました。
これが中国を経て日本に伝播し、日本版のストゥーパである五重塔や七重塔のが沢山立つことになります。
卒塔婆はこの五重塔の姿を簡略化し、お墓の周りにも置けるようなサイズにしたもので、板には仏教の世界観を表す5つの文字「空」「風」「火」「水」「土」が刻まれています。
卒塔婆は昔は地面にさしていましたが、強風時の倒壊や劣化の危険があるため卒塔婆を立てるための台として「塔婆立」を用いるようになりました。
塔婆立は長期間にわたって卒塔婆を建てておきたい場合必須となりますが、卒塔婆を建てるのは法事や回忌供養の際のみで大丈夫といった場合には必要ありません。
更に浄土真宗の場合は卒塔婆を建てる風習がないので塔婆立は必要ありません。
卒塔婆には「板塔婆」と「角塔婆」「経木塔婆」「七本塔婆」の4種類があります。
それぞれの特徴について解説していきます。
最も広く用いられている卒塔婆で、長さは1~2m、厚さ1~2cmほどの木の板です。
お墓の後ろに立てることが多く、戒名や命日、経文などを書き記します。
四角い柱の形をした長さ1~2m、太さが10cmほどの角材の卒塔婆です。
墓石を建てるまでの期間に代替として用いられること多いようです。
法要の時に使う卒塔婆で、長さ30cm、厚さ1mmほどの木の板です。
経木と呼ばれる薄い木で出来ており、川に流すこともあります。
四十九日までの間に行われる法要で用いられる、長さ50cm、厚さ1~2cmほどの7本で1セットの卒塔婆です。
初七日から四十九日までの間に7回の法要が行われますが、その法要1回ごとにお墓の後ろに1本卒塔婆を建てるため、四十九日が終わると7本の塔婆が立ち並ぶことになります。
塔婆立はその材質により4種類ほどに分けることができます。
ステンレスを用いた塔婆縦の特徴は、耐久性に優れ劣化を防げるということです。
お値段も若干高めになりますが、長期間卒塔婆を建てておきたいという方にはかなりオススメです。
風雨への耐久性はステンレスに劣ってしまいますが、お値段がステンレス製の半分程度とリーズナブルです。
お墓とステンレス製の塔婆立はミスマッチな雰囲気があり、木製を選ぶ方も一定数いらっしゃいます。
こちらも風雨への耐久性という点でステンレスに劣ってしまいますが、木製よりは耐久性に優れ、価格もステンレスの3分の2程度となっています。
お墓の墓石との相性は抜群によく、4種の中で最も耐久性に優れているといえます。
加工が難しく、原料となる石が貴重なため価格も4種の中で1番高くなっています。
卒塔婆の費用は長さによって異なり、だいたい4尺(1.2m)で2500円~3000円、5尺(1.5m)で3000円~5000円、6尺(1.8m)で3500円~10000円となります。
卒塔婆は初七日から四十九日までの7回の供養や、回忌法要、お盆やお彼岸、施餓鬼会などの際に立てていく風習があり、1度立てるとしばらく立てっぱなしにすることが多いようです。
塔婆を下げる時期は明確には定められておらず、古い順におろしていきます。
卒塔婆の処分費用は霊園や寺院が負担してくれるため殆どかかることがありません。
霊園や寺院の端には塔婆置きが設けられており古い塔婆を回収し、まとめてお焚き上げしてくれるので古くなった塔婆はここに持ち込むようにしましょう。
いかがでしたか?この記事を読んでいらっしゃる方の中には塔婆を建てることを検討されている方も多いかもしれませんが塔婆を建てるときは必ず塔婆立を用いて風で塔婆が倒れていかないようにしましょう。
倒れて隣のお墓を傷つけたり、参拝しに来た人がけがをしたら大変です。くれぐれも塔婆の扱いには気を付け、慎重に管理することをオススメします。
この記事が卒塔婆や塔婆立についての知識を深めるきっかけになることができれば幸いです。
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