最短20秒で一括見積依頼!
実績のある地元の優良石材店を
ご紹介いたします。
ここ数年、遺骨が駅のコインロッカーの中やリサイクルショップの店頭、サービスエリアのごみ箱などに置き去りにされる事件が増えてきました。
原因としてありがちなのが、「お葬式をしたけれどお墓を建てる費用がないため、遺骨を家で保管していたが、とうとう処分に困ってしまった」という事情です。
しかし、この問題は何もお葬式をしたばかりの遺骨に限りません。近年増えてきた「墓じまい」で取り出した遺骨も、自宅で保管されていたり、不法投棄されたりと行き場を失っている例が相次いでいます。
では、墓じまい後の遺骨はどうすればいいのでしょうか。今回の記事では、そんな疑問に答えるべく3分でわかる「墓じまい後の遺骨の行き先」についてお伝えしていきます。
最近「墓じまい」という言葉が流行ってきました。「墓じまい」とは遺骨を取り出してお墓を撤去し、お墓のあった土地を更地にして寺院や霊園に返却することを言います。
事情は人それぞれですが背景には「少子化による先祖代々の墓を管理できる人の不足」や「子供に迷惑をかけたくないという親心」からの決断が多いようです。
墓じまいの際には、「魂抜き」の作業をした後遺骨を取り出しますが、取り出した遺骨はどのように処理するのでしょうか。
大きく知られているのは以下の3パターンがあります。
2018年現在での遺骨の行き先は約40%が「改葬」で35%がお寺での「永代供養」となり、残りの25%が「手元供養」や「散骨」でした。
それでは、最もメジャーな方法である「改葬」からその詳細を解説していきたいと思います。
改葬とは墓じまいをしようとしているお墓にある遺骨を取り出した後、より近いところにあって管理のしやすいお墓や、新しく建てたお墓に遺骨を移すことを言います。
改葬の費用は、新しいお墓を建てるのか昔からある別のお墓に骨を移すのかによって大きく変わり、前者の場合は新しいお墓の設置費用も含めて200~300万円程度の出費となります。
新しいお墓を建てる必要のない後者の場合は50万円程度の出費となります。それでは「改葬」の手順を詳しく見ていきましょう。改装は以下の6つのステップを踏むことになります。
ポイントは「家族での事前の相談をしっかり行うこと」と「お寺や霊園との交渉をしっかり行うこと」の2点です。
改葬の際にトラブルになる事例として最も多いのは親族間での意見の不一致による改葬の中断です。
誰が主体となって改葬を進めるのか、移転先のお墓はどこにするのか、誰が費用を負担するのか、についてじっくりと話し合い、場合によっては家族間であっても契約書を交わしておくことが必要です。
さらに、近年お寺とのトラブルも頻発しています。「改葬したい旨を伝えたら離檀料を数百万円請求された」などはその最たる例です。
お寺としては、お墓の存在とそれに伴う法事・法要は貴重な収入源なのでお墓を失うことは大切な収入源を失うことに等しいですから、必死になってしまうのです。
たいていの場合離檀料はほとんど発生しませんが、もし請求された場合は、お寺との交渉をで丸く収めるために少額のお金を払うといった妥協も大切になります。
永代供養とはお寺や霊園に遺骨を渡して、半永久的に供養を行ってくれるというサービスです。
引き渡した遺骨は、他の永代供養を申し込んだ遺骨と一緒にされ大きなお墓に葬られます。
毎年の供養やお墓の管理を寺院や霊園が行ってくれるので、ほとんど手間がかからない点が魅力となり人気を博しているようです。
永代供養の額はお寺によって数万円~数百万円とブレがあるため一概には言えませんが、一般的にはご遺体1柱あたり10~20万円あれば十分でしょう。
「ほかの人とお骨が一緒になるのは嫌」という方向けに個別に納骨する方法もありますが、こちらの場合は費用が30~50万円と高くついてしまうため、注意が必要です。
最近では改装費用をリーズナブルに抑えるために「お墓を作らない」「お墓に入れない」という選択肢を取る人も増えてきました。
散骨は故人の遺骨を粉末になるまで砕き、海や川へと撒きます。
粉末化する作業は、遺族の心理的負担も考えて業者が行いますが、お墓を建てる必要が無いため、5万円~20万円とかなりリーズナブルに済みます。
特に、故人が生前近くの海や川、山を愛していた場合はそこに散骨してあげるのもアリでしょう。
手元供養とは遺骨でペンダントや指輪、ネックレスといったアクセサリーを作り身に着ける方法です。
最近では、遺骨を卓上サイズの小さな骨壺に入れてお家の窓際に飾っておくという方法も生まれました。
何よりも故人を身近に感じることができる点が非常に人気のようです。費用は数千円~10万円といわれ、こちらもリーズナブルで人気となっています。
樹木葬は霊園や山の木の下に、遺骨を埋める手法です。許可が下りている土地のみで可能ですが、木が大きな目印になることや周囲の樹木の栄養となり、里山保護にも役立つという点から自然を愛する人や環境志向の高い人に人気のようです。
費用は5万円~10万円といわれ、ここ数年で樹木葬を選択する人や樹木葬が可能な霊園・里山が増えてきました。
ここまで「墓じまい」の際の様々な遺骨の供養方法をご紹介しましたが、一つだけ覚えておいてほしいのが「放って置きっぱなし」が一番よくないということです。
管理料が払われず、手入れすらされることのなくなったお墓は「無縁仏」と呼ばれ、近年急増しています。
無縁仏は、管理料を滞納して一定期間がたつと強制的に遺骨を取り出され、お墓自体を撤去されたのち、無縁仏の遺骨のみが集められる「無縁仏供養塔」に他の無縁仏から取り出された遺骨と一緒にされて、埋葬されます。
無縁仏供養塔に埋葬されたお骨は原則として取り返すことができず、改葬や永代供養が二度とできないため最後の手段になります。
ある程度のお金があるうちはお墓を建てることが無理でも永代供養や手元供養をされることをオススメします。
いかがでしたか?墓じまいは、業者との交渉やお寺との交渉などかなり体力・精神力が必要な作業になるので
家族での協力が必要不可欠といえるでしょう。もし、高齢などが理由で墓じまいの交渉を行えない場合は30~50万円で「墓じまい代行業者」に墓じまいを一任することも可能なので、是非検討してみてください。
普段はあまり考えることのない「遺骨の行き先」や「供養の仕方」といったトピック。今回の記事が、こういった話題を考える際のきっかけになれれば幸いです。
複数業者に相見積りで
失敗しないお墓の工事を!
最短20秒で一括見積依頼!
実績のある地元の優良石材店を
ご紹介いたします。