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あなたはあの世を信じますか?一説によると日本人の約4割が「あの世」の存在を信じているといいます。
しかし最近ではこれほど多くの人が「あの世」の存在を信じているにも関わらず、日本人の「墓離れ」が深刻化していると多数の霊園関係者が危機感を抱いています。
「墓参りは面倒くさい」といった理由が主な原因のようですが、墓参りをしないことで本当に「あの世」の先祖に呪われることはあるのでしょうか?
そんなわけで今回の記事では、「墓参りの意味」や「墓参りと呪い」といった「墓参りの現代事情」についてお話していきます!
一年の中にはお墓参りをするのが推奨される日が16回存在します。祥月命日の1回と月命日の11回、春と秋の彼岸の2回そして正月とお盆です。
そして、お墓参りに行かないほうがいい日というのは存在しません。
お墓参りに行かないほうがいい日として、仏滅や友引の日が挙げられますが、お墓参りは六曜と全く関係ないので仏滅の日にお墓参りに行ったからと言って、何もとがめられることはありません。
稀に特定の地方では「お盆には先祖の霊がお墓を抜け出して仏壇に入ってきているから墓参りに行くのはタブー」という慣習が存在することもありますが、あまり問題にはなりません。
最近ではお墓参りする人の数が年を追うごとに減少しています。ある調査によると、日本人の43%が1年を通してお墓参りを全くしないのだとか。
ニュースでは大きな社会問題として取り上げられがちですが、どうしてお墓参りをしない人が増えてしまったのでしょうか。
墓参り人口の減少は主に以下の理由によるところが大きいのです。
東京への一極集中が進んだ現代では、お墓参りのために帰省が必要な人がほとんどでしょう。
帰省となると時間や金銭的な負担が非常に大きくなってしまいます。
忙しいサラリーマンにとっては、年に数回しかない貴重な休暇の時間を墓参りのために費やしてしまうのはもったいないでしょうし、なけなしのバイトでためたお金をはたいてまで帰省して墓参りをすることに意味を見いだせない人も多いでしょう。
昔は子供がお墓参りに行かないと、決まって祖父母から「先祖の祟りが起きる」や「先祖の呪いを受ける」という脅し文句を受けたものでした。
しかし科学文明の時代である現代においてこういった言説は、一切意味を持たなくなりました。
お墓参りと御利益や祟りの関係が科学的に証明できないからです。
「科学で説明できるもの以外は信じない」という一般人に養われた科学的感覚が私たちをお墓から遠ざけてしまっている部分があるのではないでしょうか。
家庭環境が複雑化し、親戚関係も希薄になってしまった現代では、お墓に入っている故人と血はつながっていてもあまり深く関わったことがないという人も増加しています。故人と接点がない墓参りでは故人の思い出をしのぶこともできず、
ただ慣習としてやっているだけのつまらない行事になってしまいがちです。
核家族化や親戚間の交流の減少がお墓参りに悪い影響を与えているのは間違いないでしょう。
「お墓に行かないと先祖に呪われる」「墓参りをしないとバチが当たる」といった言い伝えをよく聞きます。
この章では科学文明の時代である現代において、今更そんなことを信じている方も少ないかもしれませんが、「お盆にお墓参りに行かないと悪いことが起きるのか」ということについて考えていきたいと思います。
まず、結論から言うと「バチが当たるかどうかは、その人の信仰の程度による」ということができます。
人間の心は不思議なもので、悪いことやうまくいかないことがあると、科学的なものであれ、非科学的なものであれ、何かに原因を求めたくなってしまいます。
例えば、たまたまお盆の墓参りをサボった年の暮れに不幸にも足を骨折したとしましょう。
信心深い人なら「これはご先祖様の呪いだ。お盆にお墓参りに行かなかった罰だ。はやくお墓に行ってお参りしよう!」と骨折の原因と自分がお墓参りに行かなかったことを瞬時に結び付けてしまうでしょう。
しかし、信仰心が薄い人なら「今回はたまたま床が濡れてて滑っただけ。次からは骨折しないように気を付けよう」と別のところに骨折の原因を見出します。
このように信仰心の深さによって、その人が「バチ」「たたり」「呪い」ととらえる事柄は変化してしまうため、悪いことが起こるかどうかは、どれくらいあなたが「霊的な力」や「先祖の魂」といったものの存在を信じているかによりそうです。
これだけ「お墓離れ」が進んでいる現代においてお墓参りをする意味はどこにあるのでしょうか。
この章では「お墓参りの意味について筆者なりの見解を記したいと思います。
一つ目の意義は「お墓の手入れができる」というものです。
お墓も建物ですから、きれいに掃除して、こまめに修繕し続けなければ、壊れてしまいます。普段は忙しくてお墓の手入れをする機会がない人でも、墓参りついでにお墓を訪れて汚れを取り除き、壊れた部分を治してあげることで末永く使えるように維持することができます。墓参りはお墓の手入れのきっかけになる役割を持ち合わせていると考えます。
二つ目の意義は「亡くなった個人をしのび命の大切さを実感できる」ことです。年に1度お墓参りを行い、亡くなった個人を思い出すことで安らぎや安心感を得ることができます。
さらに、身近な人の「死」の存在を自覚することによって、人生の儚さに思いをはせ、毎日毎日を後悔なく生きようという気持ちになることができるのではないでしょうか。
つまり、年に一度墓参りをしてご先祖様を敬うことで私たちが心の平静を得て、命の大切さを再確認できる機会を設けられる意義があると考えます。
お墓参りに行きたいと強く願っていても時間的、金銭的事情でどうしてもいけないという方もいるでしょう。そんな時はどうすればよいのでしょうか。
詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
いかがでしたか?毎年両親や祖父母に無理やり連れていかれるお墓参りは、ともすればつまらないことだらけの「苦行」になりがちです。
しかし、お墓参りは命の大切さを再確認出来たり、日本の宗教事情や文化的事象に触れることができる貴重なイベントでもあります。
最近では、面白い形をしたお墓やオリジナリティー溢れる言葉を刻んでいるお墓も多いので、言い方は悪いですが、美術館に行って野外展示を見るような気分でお墓参りに行くのもいいのかもしれませんね。
今回の記事が、お墓参りに行くきっかけの一助になれれば幸いに思います。
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