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お盆はいつごろから始まったかご存知ですか?実は確認できる日本最古のお盆は、606年7月15日に推古天皇設けた「斎会」だといわれています。
1400年以上前に始まったお盆の風習は、当初は貴族や僧侶だけが参加できる行事だったものの、江戸時代に入ると民衆の間に広く普及し、現代のような形になって受け継がれているとのことです。
しかし、最近では「お盆の墓参り面倒くさい」「墓参りに合理性がない」といった理由で多くの人がお盆にお墓参りをしなくなっています。
墓参り人口の減少は大きな社会問題として取り上げられていますが、そもそもお盆のお墓参りはどうして先祖供養になるのでしょうか?
そんな疑問に答えるために、今回の記事では「お盆にお墓参りをする理由」と「お墓参りをしないとバチが当たるのか?」という2つのトピックについてお盆の起源や意味について触れながら、解説していきます!
ある墓石会社が2015年に実施した調査によると、現代人の43%がお盆にお墓参りをしないようです。
その理由として最も大きいのが「面倒くさいから」。確かにお墓参りのために帰省したり、親戚周りをすしたりるのは非常に疲れますよね。
さらに、科学技術が発展した現代において「お墓参り」の効果自体を否定する人も多いと思います。
そもそも、どうして私たちはお盆にお墓参りに行かなければならなくなったのでしょうか。
理由の1つ目は「先祖の霊を迎えに行くため」です。お盆の始まりは諸説ありますが、釈迦の弟子の木蓮の母親が餓鬼道(死の一歩手前)に落ちてしまったとき、釈迦の教えに従って僧侶たちの修行明けに当たる旧暦の7月15日(新暦の8月15日前後)ごろに多くの僧侶に金品や食べ物を配り、供養を行ったところ、母親は救われたという仏教の逸話が起源とされています。
こういったエピソードに日本人古来からある「祖先崇拝」も加わり、「毎年8月15日前後のお盆の期間は、先祖代々の死者の魂がこの世に帰って来るから、それを迎えに行くために墓参りをする」という伝統が形成されました。
余談ですが、地域によっては「魂は墓ではなく仏壇に帰ってくるのだからお盆に墓参りに行ってはならない」といった考え方の地域も存在し、それらの地域ではお盆入りの前にお墓参りに行くのが伝統となっているようです。
理由の2つ目は「お墓を手入れするため」です。
お墓も建物ですから、きれいに掃除して、こまめに修繕し続けなければ、壊れてしまいます。普段は忙しくてお墓の手入れをする機会がない人でも、年に1度お墓を訪れて汚れを取り除き、壊れた部分を治してあげることで末永く使えるように維持することができます。お盆はこういったお墓の手入れのきっかけになる役割も持ち合わせています。
最後の理由は「亡くなった個人をしのぶため」です。年に1度お墓参りを行い、亡くなった個人を思い出すことで安らぎや安心感を得ることができます。
間違えてはならないのは、ご先祖様を敬うことで「私たち」が救われるという点です。祖先のための墓参りではなく私たちのための墓参りなのです。
しかし、親戚関係や家族関係が希薄になっている現代では、亡くなった祖父母との接点がほとんどなかったなどという場合も多く、この理由がどこまで説得力を持って響くかは人それぞれでしょう。
「お墓に行かないと先祖に呪われる」「お盆に墓参りをしないとバチが当たる」といった言い伝えをよく聞きます。
科学文明の時代である現代において、今更そんなことを信じている方も少ないかもしれませんが、「お盆にお墓参りに行かないと悪いことが起きるのか」ということについて考えていきたいと思います。
まず、結論から言うと「その人の信仰の程度による」ということができます。
人間の心は不思議なもので、悪いことやうまくいかないことがあると、科学的なものであれ、非科学的なものであれ、何かに原因を求めたくなってしまいます。
例えば、たまたまお盆の墓参りをサボった年の暮れに不幸にも足を骨折したとしましょう。
信心深い人なら「これはご先祖様の呪いだ。お盆にお墓参りに行かなかった罰だ。はやくお墓に行ってお参りしよう!」と骨折の原因と自分がお墓参りに行かなかったことを瞬時に結び付けてしまうでしょう。
しかし、信仰心が薄い人なら「今回はたまたま床が濡れてて滑っただけ。次からは骨折しないように気を付けよう」と別のところに骨折の原因を見出します。
このように信仰心の深さによって、その人が「バチ」「たたり」「呪い」ととらえる事柄は変化してしまうため、悪いことが起こるかどうかは、どれくらいあなたが「霊的な力」や「先祖の魂」といったものの存在を信じているかによりそうです。
お墓参りに行きたくても時間的、金銭的事情でどうしてもいけないという方もいるでしょう。そんな時はどうすればよいんでしょうか。
ご先祖様に敬意を示す具体的な方法としては以下のようなものがあるようです。
いずれにせよ「お盆にお墓参りに行かない」ということ自体が「先祖を敬っていない」ということにつながるわけではなく形はどうであれ、ご先祖さまを想う気持ちを表現してあげることが大切なようです。
いかがでしたか?ライフスタイルが多様化している今、お盆の過ごし方も人それぞれだと思います。
お盆にお墓参りに行けないという方や、行こうか迷っているという方もたくさんいらっしゃるでしょう。
そんな方々にとってこの記事が、お盆の意味について知るきっかけとなれれば幸いです。
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