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「釈迦の骨は2500年たった今も不滅である」という話を聞いたことがありますか?
釈迦の骨は弟子たちが、一粒一粒丁寧に砕いた後、骨壺に密閉して保存したため、今でも粒のまま残っているといわれます。
しかし、それは、あくまでお釈迦様のお話し。普通のお墓に埋葬された骨壺の中の骨はどうなってしまうのでしょうか。
今回の記事では、そんな疑問にこたえるべく「埋葬後の骨壺の骨はどうなってしまうのか」と「お骨を綺麗な形で保つにはどうすれば良いか」についてお伝えします!
衝撃的なことかもしれませんが、骨壺の中の骨は時間をかけて徐々に溶けていきます。
骨の主成分はリン酸カルシウムと炭素ですが、このリン酸カルシウムが骨壺内の水と反応することで、ゆっくりと分解され、しまいには跡形もなく消えてしまいます。
遺骨周辺の環境にもよりますが、遺骨が完全に解けてしまうまでの期間は大体50年~100年といわれています。
お墓を掃除する過程で、骨壺を空けたときに、白い塊があったり、白く濁った液体がこぼれてくることもあるでしょう。
それは、骨が溶けている証拠なので一切気にすることはありません。
誰だって、お骨が水浸しになってカビだらけになってしまう状況は防ぎたいはず。
そもそも、骨壺に水をためないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
まず大切なのが「定期的にお墓の掃除をする」というものです。
1年に1度はカロートの中を洗い、骨壺の中にたまった水を捨て、お骨や骨壺、カロートを日の光に当てることで水分を飛ばしてあげるのが重要です。
でも、定期的にお墓を掃除するような暇などない方も多くいらっしゃるでしょう。
そんな方々にオススメしたい解決策が「水抜き穴付きの骨壺を用いる」というものです。
通常の陶磁器や大理石でできた骨壺の下に、いくつか穴が開いている構造をしており、これを用いればお骨にカビが生えるといった事態はまず起きないでしょう。
既にお骨を入れてしまっている場合は、骨壺をガムテープで固定してひびが入らないようにし、ドリルを用いて小さな穴をあけることで、水がたまらないように加工することができます。
もっと忙しい方のための究極的方法は、「土に帰してしまう」というものです。
カロートが土でできているなら、そこに直接散骨したり、木綿でできた布に写経してもらい、遺骨を包んでカロートに収めたりするようです。
最近では、完全に密封できる形の骨壺や吸湿材入りの骨壺なども販売されているのでそちらを使ってみるのもアリかもしれません。
骨壺の湿気対策の観点から「骨壺の骨を、通気性の良い新しい骨壺に移したい」「骨壺の骨を取り出して散骨したい」などという対策をしようとする方がいらっしゃると思います。
こう言ったときに悩みがちなのが「お骨を骨壺から取り出したり、砕いたり、入れ替えたりしても大丈夫なのか?」という疑問です。
亡くなった個人の面影も重なり、お骨を取り出すといった行為に抵抗感がある方も多いかもしれませんが、実は、これらの行為は法的にも、宗教的にも全く問題はありません。
特にお墓の区画整理をする場合や、墓地改葬を行う場合には遺骨を取り出したり、砕いたりということはよくなされます。
また、日本では古くから、三十三回忌や五十回忌を終えた遺骨から順に、骨壺から取り出して砕き、カロート内に散骨して土に還すという風習がありました。
このように、ご遺骨を取り出し、砕いたりというのは畏れる行為ではないのです。
もし、心配であれば近くのお寺や霊園管理人の方に相談してみましょう。
いかがでしたか?普段はあまり関心を向けられることのない「お骨と骨壺」の関係。
あまり知識もないままに慌ただしく葬儀、納骨の日を迎えられてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回の記事が、骨壺選びやお墓選びの参考になれれば幸いです。
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