最短20秒で一括見積依頼!
実績のある地元の優良石材店を
ご紹介いたします。
「釈迦の骨は2500年たった今も不滅である」という話を聞いたことがありますか?
釈迦の骨は弟子たちが、一粒一粒丁寧に砕いた後、骨壺に密閉して保存したため、今でも粒のまま残っているといわれます。
しかし、それは、あくまでお釈迦様のお話し。普通のお墓に埋葬された骨壺の中の骨はどうなってしまうのでしょうか。
今回の記事では、そんな疑問にこたえるべく「埋葬後の骨壺の骨はどうなってしまうのか」と「お骨を綺麗な形で保つにはどうすれば良いか」についてお伝えします!
「骨壺に納めた遺骨は、50年ほどで溶けて消えてしまう」と耳にすると、驚く方も多いのではないでしょうか。
確かに、骨の主成分はリン酸カルシウム(ヒドロキシアパタイト)や炭素などで、環境によっては長い年月をかけて部分的に分解・変化し、水分や微生物の影響で脆くなったり粉状化したりすることがあります。
しかし、通常の骨壺環境で跡形もなく完全に消えてしまうほど溶解するケースはまれとされています。火葬後の骨は有機質がほとんど燃え尽きた状態のため、むしろ純度の高い無機質部分(ヒドロキシアパタイト)が残り、強い酸性など特殊な条件でなければ急速に溶けることはありません。
一方、骨壺を開けたときに白い塊や白く濁った液体がこぼれてくる場合があります。これは、骨の一部が粉末状になって水分と混ざり合い、白濁して見える状態です。
「骨が溶けている」と表現されることもありますが、完全に溶解して消えているわけではないので、必要以上に心配することはありません。
誰しも、お骨が水浸しになってカビだらけになるのは避けたいと思うはず。そもそも、骨壺に水を溜めないためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか?
まず大切なのは、「定期的にお墓の掃除をする」ことです。
1年に1度はカロート(お墓の下の遺骨収蔵スペース)を開けて掃除を行い、骨壺内にたまった水を捨てましょう。その際、お骨や骨壺、カロート内部を日の光に当て、十分に乾かすことが大切です。水気を取り除くことで、カビや悪臭の発生を抑えられます。
しかし、忙しくて頻繁にお墓へ足を運べない方も多いでしょう。そうした場合におすすめなのが、「水抜き穴付きの骨壺を用いる」方法です。
通常の陶磁器や大理石などで作られた骨壺の底に、いくつか穴を開けてある構造になっており、水がたまりにくく、カビの発生を防ぎやすくなります。
すでにお骨を納めた後であっても、骨壺をガムテープなどで固定してひび割れしないようにし、ドリルで小さな穴をあけることで、水抜き加工を施すことが可能です。
さらに、「土に帰す」という方法もあります。カロートが土のままであれば、直接散骨したり、木綿の布に写経していただいてその布でお骨を包み、カロートに収めるという方法です。こうすると自然に土へ還ることができるでしょう。
また最近では、完全密閉型の骨壺や吸湿材入りの骨壺なども市販されています。これらを活用すれば、骨壺内の湿気やカビの発生をより抑えやすくなるので、検討してみるのも良いかもしれません。
骨壺の湿気対策の観点から「骨壺の骨を、通気性の良い新しい骨壺に移したい」「骨壺の骨を取り出して散骨したい」などという対策をしようとする方がいらっしゃると思います。
こう言ったときに悩みがちなのが「お骨を骨壺から取り出したり、砕いたり、入れ替えたりしても大丈夫なのか?」という疑問です。
亡くなった個人の面影も重なり、お骨を取り出すといった行為に抵抗感がある方も多いかもしれませんが、実は、これらの行為は法的にも、宗教的にも全く問題はありません。
特にお墓の区画整理をする場合や、墓地改葬を行う場合には遺骨を取り出したり、砕いたりということはよくなされます。
また、日本では古くから、三十三回忌や五十回忌を終えた遺骨から順に、骨壺から取り出して砕き、カロート内に散骨して土に還すという風習がありました。
このように、ご遺骨を取り出し、砕いたりというのは畏れる行為ではないのです。
もし、心配であれば近くのお寺や霊園管理人の方に相談してみましょう。
いかがでしたか?普段はあまり関心を向けられることのない「お骨と骨壺」の関係。
あまり知識もないままに慌ただしく葬儀、納骨の日を迎えられてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回の記事が、骨壺選びやお墓選びの参考になれれば幸いです。
複数業者に相見積りで
失敗しないお墓の工事を!
最短20秒で一括見積依頼!
実績のある地元の優良石材店を
ご紹介いたします。