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アメリカ映画などで、亡くなった方が墓地に埋葬されるシーンを見たことがあるでしょうか。
一面芝生で囲まれた開放的な墓地に、黒い喪服を着た人々が集まり、埋葬直前の棺を前にして最後の別れを行います。
背の高い墓石が並び、閉鎖的なイメージの日本のお墓と違い、こういった明るく開放的な海外の墓地にあこがれる方も多いのではないでしょうか。
「できることならば海外のような芝生に囲まれた開放的な墓地で眠りたい。」そんな願いを持つ日本人が増えてきたこともあり、最近都内の霊園で建設が増えてきたのが「芝生墓地」です。
今回は、そんな「芝生墓地」が気になる方に向けて、3分でわかる「芝生墓地とは何か」「芝生墓地のメリット・デメリット」そして「芝生墓地を建てる際にかかる費用」についてお伝えします。
「芝生墓地」とは欧米で一般的な墓地の形のことを指します。外柵はなく、高さの低い墓石がずらりと並んでおり、その周囲が芝で囲まれたお墓です。
日本の芝生墓地の特有の点は、骨壺を汚れにくくするために納骨室を地下に設置しているお墓が非常に多いというものがあります。
芝生墓地は日本古来に墓地と比べ、墓石の高さによる圧迫感がないため、全体的に開放的で明るい雰囲気を感じることができ、ここ数年利用が急増しています。
芝生の管理が難しいため、現在の日本の霊園・墓地では、芝生墓地を設置している霊園や墓地は珍しい方ですが、関東圏では
「八王子メモリアルパーク」(東京)や「横浜みどりの森」(神奈川)、「リバティ所沢セントソフィア」(埼玉)、「浦安墓地公園」(千葉)などで芝生墓地への埋葬を受け付けているので、気になった方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。
芝生墓地を建てる前に知っておきたいメリット・デメリットをいくつか紹介していきたいと思います。芝生墓地を使うメリットは以下の通りです。
最も大きなメリットは「景観の良さ」です。先ほどもお話ししたように芝生墓地では、外柵がなく、墓石も低いものが整然と並んでいるため圧迫感を与えず、開放的な雰囲気となります。
さらに、周囲を豊かな自然に囲まれたも墓地も多く、従来の墓地に比べて気分よくお参りすることができるのではないでしょうか。
“もう一つのメリットは墓石の費用が安く済むという点です。 外柵を作らなかったり、墓石の高さが低かったりするために使用する石材の量が少なく、墓石の設置費用をリーズナブルに抑えることができます。
芝生墓地のデメリットは以下の通りです。”
芝生は春と夏は青々とした素敵な姿を見せてくれますが、秋から冬にかけて赤茶色をみせてしまいます。
「お盆くらいしかお参りに行かない」という方は全然気にしなくても大丈夫ですが、秋~冬にかけてお参りに行く人は、その景観の落差にショックを受けてしまうかもしれません。
最近では「タマリュウ(玉竜)と呼ばれる、冬でも生き生きとした緑色も見せてくれる常緑の多年草を芝に採用する霊園も増えてきたため、冬の景観が気になる方は霊園の担当者さんに問い合わせてみるのが良いでしょう。
芝生のメンテナンスにはかなりの費用がかかってしまいます。同じ面積の区画でも、芝生墓地のほうが年間管理料が割高になってしまうのはよくある話です。
ただし、管理費は高くても年間1~2万円なのであまり大きな痛手にはならないかもしれません。
芝生墓地は景観を保つために、洋型墓石で統一している場合が非常に多いです。
そのため従来の日本式の墓石は建てることのできない場合があります。さらに、最近はやりの故人が生前好きだったキャラクターやモノを墓石にしたデザイン型もお断りされる可能性があるので気を付けましょう。
日本には芝生墓地が非常に少ないです。特に東北以北の降雪地帯は芝の管理が大変なので芝生墓地がほとんど存在しません。
芝生墓地を探したい場合は先ほど紹介したような首都圏近郊の霊園や都営の墓地を探してみるのが良いのではないでしょうか。
芝生墓地の費用はいったいどれくらいなのでしょうか。都心と地方でかなりばらつきがありますが、平均的な価格を以下に示すので参考にしてみてください!
一般的な洋型の墓石(高さが低く、地下に納骨室がある)だと30~70万円で建てることができるようです。
和型の墓石が150万円前後かかることを考えると墓石に関しては半分以下のコストで建設することができます。
永代使用料とは墓地の一区画を借り、そこにお墓を建て永きにわたってお参りし続ける権利を得るために支払うお金です。
こちらは都内の墓地の場合は1区画100万円程度、地方の墓地なら1区画30万円程度で販売されています。永代使用料は芝生墓地と日本式の墓地でほとんど変わりません。
管理費は霊園の維持や参道の整備にかかるお金です。
従来の墓地では年間3千円~1万円程度でしたが、芝生墓地は芝生のメンテナンス費用が加味されて5千円~1万5千円程度になることが多いようです。
管理費は公営の墓地・霊園のほうが寺院や市営の墓地・霊園よりも安くなるので、その辺も加味して選んでいけるとよいですね!
最後に芝生墓地に参拝するときに気を付けるべきことについてお伝えしようと思います。
芝生墓地は芝生が燃えやすいことを考慮し、火災防止の観点から「お線香」や「ローソク」による供養を禁止しています。
たとえ禁止されていなくても、冬場などの乾燥する時期にお線香やローソクに火をつけた状態で放置するのは非常に危険なのでやめましょう。
尚、お花や果物をお供えするのは一切問題ありません。
いかがでしたか?芝生墓地は管理料が割高な点で子供の代や孫の代に負担を強いてしまうことになります。芝生墓地にする場合は、そういった点も含めて家族でしっかりと話し合いをしておきましょう。
芝生墓地については、そういった墓地の存在すら知らないという方も多いので、説得が必要な場合は芝生墓地の持つメリット・デメリットについてよく調べて丁寧に説明していくのが大切なのではないかと思います。
この記事が「芝生墓地」についてよく知るきっかけとなることができれば幸いです。
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