ブルーのダイヤと呼ばれる香川県の「庵治石」


出典:http://www.ajistone.com/about/waza.html

墓石を作る石の中にも色々な種類があるのですが、その中でもブルーダイヤと呼ばれる石の中に「庵治石(あじいし)」と呼ばれる石があります。庵治石は、香川県の八栗山から産出される石です。庵治石は希少な石で、八栗山の西斜面からしか産出されない石です。細かい結晶が青っぽく見えるから、ブルーダイヤとも言われる石です。墓石の石としても注目されている石です。ここでは、庵治石について詳しくまとめました。

1. 海外からも注目される墓石で人気な庵治石とは

庵治石の正式名称は、「黒雲母細粒花崗岩閃緑岩」といいます。庵治石は、墓石として今注目されている石です。原産は香川県の五剣山、別名八栗山と呼ばれる山から産出される希少性の高い石です。庵治石は花こう岩と呼ばれる石の種類に分類されています。結晶が細かく庵治石の模様をみることでその密度の高さを確認することができます。また、密度が高いので墓石や建築物、石灯篭などの屋外の物にも積極的に使用されています。

庵治石は建築物や墓石などで昔から使用されてきました。コンクリートは貴金属の発達と共に、庵治石の産業は低迷をしてきました。このまま衰退の一途を辿るかもしれなかった庵治石ですが、日本国内での需要だけでなく昨今では、海外への輸出や墓石での利用で再注目をされており、その需要は高まっています。海外の人にも、日本の庵治石の魅力が伝わっていると聞いてびっくりされた方も多いのではないでしょうか?

そこでここでは、墓石の石材として注目されている庵治石について、その歴史や特徴・石質・価格なども合わせて調べてみました。庵治石の魅力や、メリットとデメリットも合わせてご紹介します。色々な庵治石がここから見えてくるはずです。これから墓石の購入を検討されている方など、ぜひ参考にしてみてください。

2. 御影石のダイヤモンド「庵治石」の特徴について

庵治石の特徴は、花こう岩の種類に分類されています。石の材質は、粘り気の多いマグマからできています。その中に約70%くらい含まれているのが、珪砂(けいさ)です。珪砂は珪酸分(SiO2)を主成分としていて、石英=クォーツと呼ばれる六角柱の形状をした結晶が集まってできた石です。

私たちが聞きなれた呼び方としては、「水晶 すいしょう」という呼び名があります。すは、お守りやアクセサリー、占いなどスピリチュアルな事業で使用されていることが多い石です。その水晶の性質に酷似しているのが、庵治石なのです。

庵治石は大地のマグマが地中の奥深くで数十万年から数百万年かけてゆっくりと冷やされた固まったものと言われています。日本国内では全土で産出されています。前文で説明したように、アクセサリーやインテリアなどに利用したり、圧力を加えると電気を発生させる電体質という性質を利用して時計などに使用されています。ご存知の方も多いと思いますが、「クォーツ時計」と呼ばれる時計は、この性質を動力として使用しています。

庵治石の見た目は「斑(ふ)」の模様が浮き出るように見えるのが特徴で、表面は磨くほどに美しさを増していく石です。その輝きはダイヤモンドのようと言われることもあり、御影石の中でも最高級の墓石素材として日本国内に留まらず海外からも高く評価されている石です。

3. 庵治石の歴史について

庵治石は御影石の中でもダイヤモンドと言われるほど、その輝きが美しいのが特徴としてあります。石の呼び方は色々なものがありますが、御影石とは花こう岩のことで、表羽後県神戸市の東灘区にある地名に「御影 みかげ」と呼ばれる地名があり、それが由来と言われています。ジブリ映画の「火垂るの墓」という作品の舞台となった地としても有名です。その土地から名づけられた、御影石の種類の中のひとつが庵治石です。

庵治石の歴史は深く確認されているのは、平安時代くらいから採掘が行われていると言われています。それは平安時代京都の建築物などで、庵治石が大量に使用されていることから分かります。確かに考えてみると神社や寺院などの歴史的建造物に置かれている灯ろうや、水場、日本庭園などにも庵治石が使用されているのを目にします。また、江戸時代には武士が政権を握っていた時代背景から、君主のお城の建築が盛んになりました。お城の石壁や、基礎になる部分に使用されたりするようになりました。その後、加工の技術があがると、墓石や石碑などにきれいに研磨された庵治石が使用されるようになったというわけです。採掘や研磨の技術が向上したおかげで、庵治石は広く全国で使用されていくようになりました。

4. 庵治石で作られた建築物

庵治石は、色々な建築物を建てるのに使用されているとご紹介しました。そこで、皆さんも一度は目にしたり触れたこともある建物をご紹介します。

広島の平和記念公園

8月6日、広島に原爆が落とされて2018年の今年で72年が経ちます。広島の復興のために、橋や銀行、デパートなど修復や建築に石が使われています。特に庵治石が使用されたのは、平和大通りの道路に使用されていたそうです。また、広島の平和記念公園の石碑や、石のポストも庵治石が使用されていることでも有名です。庵治石は戦後からの復興でも、私たちの生活を取り戻す礎になってくれていたのです。

讃岐東照宮 屋島神社

香川県の高松市にある「讃岐東照宮 屋島神社」の鳥居にも、庵治石が使用されています。その立派なたたずまいは、神社を参拝している人々を見守っています。

庵治石は気づかないところで、昔から私達の生活を支えてくれる縁の下の力持ちのような存在だということが分かります。

5. 庵治石種類について

庵治石には種類がいくつか存在します。色々と花こう岩や御影石など、石の名前が登場してきて混乱している方も多いと思います。花こう岩の別名が御影石で、その中の種類に庵治石があります。さらに、庵治石の種類がいくつか分かれていますので分かりやすく分類してみました。

5-1.きめ細かい模様が特徴の「細目」

庵治石の種類の中で、「細目 こまめ」と言われる種類があります。これは庵治石の中でも一番高級とされる種類です。その特徴は表面に見える模様がとても細かく、結晶もきめが細かくなっています。ブルーダイヤとも言われる庵治石は、石全体に青みを帯びています。石の表面の模様には、黒雲母と呼ばれる黒色のケイ酸塩鉱物が細かくまだらのように組み合わさっています。また、庵治石の特徴である「斑(ふ)」が鮮明に見えるのが、この細目でもあります。

5-2.庵治石の魅力が調和されている中細目

ブルーダイヤに対抗して、白御影石のようだと言われているのが「中細目 ちゅうこまめ」という種類の庵治石です。庵治石の中細目の特徴として、細目が一番きめ細やかな石だとした時に2番目に結晶が細かいとされる種類です。細目と比較すると色は柔らかく、庵治石の魅力である「斑」が浮き出しているものもあります。中目よりも産出量は少なく、細目の次に希少価値のある石です。

5-3.庵治石の中目はやわらかな色合いが魅力

細目や中細目と比較した時に、結晶が一番大粒で白味が多いとされる種類が中目です。色が明るく白っぽく見える理由として、黒雲母の数が少なくなっているからです。ざっくり種類分けされる際に、白御影石と一緒にひとくくりにされることもあります。しかし、実際に比較してみると良く分かりますが、庵治石ならではの上品さと色合いは白御影石とは全く異なる美しさです。

5-4.庵治石の錆石はレッドダイヤと呼ばれている!?

花こう岩のブルーダイヤと言われている庵治石ですが、実は赤みがかった庵治石があるのはご存知でしょうか?赤みがかった庵治石とは、「錆石 さびいし」と呼ばれる名前が付いています。錆石とは、錆びたような赤みが買った赤斑が浮き上がっている庵治石です。墓石でも使用されることもありますが、暖色系なので室内で使用されることも多いです。研磨をすると、ブルーダイヤに対して、レッドダイヤと呼んでもふさわしい輝きです。

5-5.庵治石の中にも色々な種類がある

庵治石の中には、色々な種類があります。黒雲母の色合いによって種類分けされるのが「細目」、「中細目」、「中目」です。花こう岩のブルーダイヤという相性とは全く異なる、レッドダイヤという名にふさわしい「錆石」、ここでは説明はしませんでしたが色々な種類が混ざり合った「ムラ石」という種類もあります。また、庵治石を取り扱っている石材店では、同じ細目でもさらに種類分けして販売しているところもあります。庵治石を取り扱いしている販売店で確認されることをおすすめします。

6. 花こう岩で最高級と言われる庵治石の石質

庵治石の種類は結晶の大きさや、黒雲母の色の濃さや数によっても異なります。色々な建物や建築物、墓石などに使用されている庵治石の石質はこのようなものです。

モース硬度7

庵治石のモース硬度は7と言われています。このモース硬度とは、石の硬さを表す数値です。モース硬度は1から10段階があり、数値が高いほど硬度があります。ただ、硬さにも種類がありこのモース硬度は表面をひっかいた際にできる傷のでき方の硬さを表しています。庵治石のモース硬度は7ということで、ダイヤモンドの硬さに匹敵する硬さだと言われています。

結晶の細かさ

庵治石を形成している結晶は細かいので、その隙間に水や汚れが入りにくい特性があります。その為、屋外で雨風にさらされても劣化が少なく、鉄分も少ないので色が変わったり、石がかけやすくなる確率が低いと言われています。

7. 庵治石の耐久年数とは

モース度の高度が高く、結晶の大きさも細かい庵治石は、墓石に使用する石として人気があります。それは屋外で使用した際に、雨や風に対して強いからと言われていいます。庵治石の平均耐久年数は、数百年以上とも言われています。しかし実際には、1643年(寛永20年)に松平頼重公が屋島の合戦で戦死した佐藤継信を称えて、庵治石でその墓石を建立しました。

その墓石は屋島(壇ノ浦)の牟礼町に今も建立されています。それを考えると、永代に継ぐ墓石としての価値は相当なものと考えられます。野ざらしに放置しておけば、それだけ石の劣化は早まります。しかし、手入れを定期的に行っていくと考えたら平均とされる庵治石の耐久年数をはるかに超えて、その美しさを保つことができるのではないでしょうか?それが、墓石ともなれば少なくとも年に数回は手入れをすると考えます。そうすると、ただ野ざらしにして放置するよりもこまめに手入れが行われますので、美しさを保ち続けることを可能にします。

8. 香川県が産地!庵治石の採石場

日本産の庵治石は希少性が高く、建物や建築物・墓石などに用いられています。庵治石の産地として有名な香川県の砕石場について詳しく説明させていただきます。庵治石が産出され、日本の三大採石場のひとつが香川県にある庵治石の

採石場は職人さんなどには「丁場 ちょうば」と呼ばれています。庵治石を採掘するには、採石場から石を削り取るという作業を行います。庵治石の採石場は限られています。大きく分けて「茨城県」と「愛知県」、「香川県」の三大石材があります。この採石場の中でも特に良い石が砕石できると人気なのが、香川県になります。その中でも特に庵治町と室礼町をつなぐようにある、八栗五剣山です。八栗五剣山と呼ばれる由来は、五つの山々が剣の様だということでそのように呼ばれるようになりました。八栗五剣山は採石場以外にも、四国のお遍路さんの経路の一部にもなっています。庵治町はデートスポットとしても人気の町です。牟礼町は源氏と平氏の合戦の土地であり、石の民俗資料館などもあります。香川県はうどん県としてもアピールしている街でもあり、石材の産地の中でも特に良い石が産出されるのが香川県の庵治町として世界的に有名です。

9. 庵治石を墓石で購入する際の平均価格や実際の値段

庵治石の種類の中でも特に良い石が産出されるのが、その名前の由来にもなっている香川県の庵治市です。良い石材ということはそれなりに価格もするはず…。ということで、庵治石の平均価格や、実際の値段について調べてみました。

庵治石の平均価格ですが、約150万円から600万円と種類や品質によって様々です。例えば、中目の庵治石を使用した墓石でも1つは60万円だけど、もうひとつの庵治石を使用した中目の墓石は120万その価格に2倍もの差が生まれています。それはどのような理由があるのでしょうか?それは、例えば同じ中目であってもそのきめ細やかさ、色味によって評価価値が異なります。また、墓石としてのデザインやお店によっても値段が変わります。

結果として庵治石の価格は、平均的な価格は分かるせよ明確には特に決まっていないことが分かりました。

10. 墓石に庵治石を選ぶメリットとデメリット

最高級品である庵治石は、墓石におすすめだとご紹介してきました。これから墓石を購入する際に、庵治石を使用するメリットとデメリットを分かりやすくまとめました。メリットとデメリットを知ることで、墓石購入の際のヒントにしてください。

10-1.庵治石を墓石にするメリット

庵治石を墓石にするメリットとして、このようなことがあげられます。

水分の浸透がしにくい

雨や水の浸透率が他の石に比べて低く、キメ細かい材質になっています。
浸浸透率が低いことで石の劣化を防いだり、お墓の中に水が入ってしまうことを防ぎます。

色が変わりにくい

年々石の劣化が進んだりして、黄色になってしまったり、緑色に変化してしまったりなど色が変わりにくいのが特徴としてあります。

粒子が細かい

庵治石を形成する結晶の粒子のひとつひとつが細かいので、見た目が奇麗だと言われています

10-2.庵治石を墓石にした時のデメリット

庵治石を購入するデメリットはこのようなものがあります。

価格が高い

他の石と比較するとその価格は、圧倒的に高い価格になります。それは希少性が高く、産出量も少ないので高級とされています。その結果、庵治石の購入価格が高くなってしまうということに繋がります。

模様を合わせるのが大変

庵治石は産出量が少ないため、模様を合わせるのが大変です。きれいに模様が揃っている庵治石をお探しであれば、それなりのご予算が必要です。

11.まとめ

庵治石について詳しくまとめてきました。石の種類の中でも最高級品とされる香川県の庵治市で産出されるものです。その庵治石は昨今墓石として国内に留まらず、海外からも注目を集めています。その理由として、庵治石が持っている性質や希少性から人気が出ました。庵治石の特徴としては硬度が高く、水晶に近い性質を持っていると言われています。

庵治石の種類は大きく分けて4つ、細目・中細目・中目・錆石に分類されます。その種類は石の結晶の大きさや、斑の浮き方などで分類されます。庵治石を墓石にするメリットとして、水に対しての浸水度が低く、高度のモース度が高いので劣化しにくく永年に渡ってその美しさを保つことができる石です。その耐用年数は数百年以上とも言われています。墓石の石材として庵治石はもってこいの石材と言っても過言ではありません。

  • \最大10万円分のキャッシュバック/
  • 墓石見積り依頼はこちらから!
記入項目はたったの5つ!
自信を持って紹介できる優良
石材店最大6社がお見積りします!

初めての墓石購入で不安な方、墓石の価格が適正なのか心配な方、石材店選びに困っている方は墓石コネクトにお任せください。

一括見積りスタート!(無料)

全国対応 24時間無料相談 03-6222-5467